No.10 平成8年3月15日号 うつりゆく町 実籾

更新日:2022年09月29日

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実籾駅の木造駅舎の改札口で電車を待っている人達のモノクロ写真

 黄色に変色し始めた1枚の写真。そこに写っているのは時代を感じさせる木造の駅舎と、のんびりと改札口で電車を待つ人々。のどかな風情を感じさせる写真です。この写真は、昭和25年頃の実籾駅を写したものです。当然、自動改札や切符の自動券売機などはなく、電車の本数も限られていました。今では建物が連なっているホームの南側もうっそうとした緑がせまっていて、豊かな自然を残しています。この頃の実籾は、水田と麦やサツマイモなど畑作が盛んな地域でした。また、北側の習志野原の開拓も始まり、農業を中心とする町として発展をしていました。
 もう1枚の写真は、昭和50年代初め頃の実籾駅上空からの航空写真です。駅の北側には間近まで建物がせまっていました。また、駅前を少し離れると雑木林や農家があり、のどかな田園の情景が広がっています。しかし、この頃には周辺部に工場や大学・高校などが建てられていて、純農村から工業・文教・住宅の町へと変化を遂げていました。
 このような実籾の町も、白亜に輝く近代的な駅舎と駅前広場の完成など、未来にむけて新たな変貌の時を迎えています。(社会教育課)

現在の実籾駅周辺を上空から写したモノクロ写真

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