No.1 平成7年6月15日号 実籾本郷にあった中世の城

更新日:2022年09月29日

ページID : 4752

 平成7年3月15日号で終了しました「ならし野散策」は、このたび「新ならしの散策」として再登場することになりました。これまでとは違った角度で、習志野市に伝わる歴史、伝承、史跡、文化財などをご紹介していきたいと思います。これまで以上にご愛読をお願いします。
 実籾高校から水田をはさんだ南東の方向に、こんもりとした台地があります。この台地の上部から 土塁(どるい)が発見され、その特徴から戦国時代の城であったと考えられています。現在はかなり樹木によっておおわれていますが、土塁の上から見ると、 藪 (やぶ)ごしに下の谷がよく見渡せ、城としてよい立地条件にあります。しかし、遺跡の様子から見ると、あまり大きな城ではなく、砦のような規模であったと考えられます。
 また、この地域には千葉氏一族の尼僧が千葉氏滅亡のおりに逃げのびたことに関連する抜け穴の言い伝えもあり、戦国時代の息吹を感じさせる場所になっています。(社会教育課)

樹木におおわれた実籾城後の白黒写真

実籾城後

実籾城概念図

実籾城概念図『習志野市史 第一巻 通史編』256頁

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