No.119 平成22年1月15日号 トラ~谷津遊園と虎、寅さん~

更新日:2022年09月29日

ページID : 4694

No.119 トラ〜谷津遊園と虎、寅さん〜

来園者がインドゾウをフェンスの外から見ている白黒写真

谷津動植物園のインドゾウ(昭和44年撮影)

 平成22年の十二支は寅(トラ)です。今回は、トラを話題にとりあげてみましょう。
 野性のトラ(虎)はロシア、中国、東南アジアからインドにかけて分布します。日本にはもちろん野生のトラは生息していませんが、中国の古典や絵画を通じて古くからなじみ深い動物といえるでしょう。そんなトラを、かつては習志野市内で見ることができました。

 昭和57年に閉園した谷津遊園には、動物園がありました(谷津動植物園)。時代によって、飼育されていた動物は異なりますが、昭和41年にはホッキョクグマ、ゾウ、ライオン、トラ、ヒョウ、マントヒヒ、アシカ、シカ、クジャク、ハクチョウ、サル、クマ、ヤマアラシ、キジ、ペリカンなどがいました。昭和53年には約100種500頭の動物がいたそうです。トラの頭数や在園時期の調べはまだついていませんが、少なくとも昭和40年代前半にはいたようです。

 ところで谷津遊園は、「寅さん」映画のロケ地になったことがあります。閉園直後、昭和57年暮れに封切られたシリーズ第30作「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」です(ゲストは沢田研二と田中裕子)。沢田研二演じる青年が遊園内にある動物園の飼育担当という設定でした。映画の後半部分で、動物園や大観覧車など閉園直前の谷津遊園のようすを見ることができます。

 閉園後の谷津遊園跡地は、谷津パークタウン、谷津南小学校、谷津公園などの新しい街に生まれ変わりました。動物園だった場所は、現在、谷津公園の花木広場になっています。

(注意)社会教育課では、谷津動植物園の情報・写真提供をお待ちしています。

この記事に関するお問い合わせ先

このページは社会教育課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎2階
電話:047-453-9382 ファックス:047-453-9384
キャッチボールメールを送る


この記事に気になることはありましたか?

市ホームページをより使いやすくわかりやすいものにするために、皆様のご意見をお聞かせください。

感想をお聞かせください