No.113 平成21年3月1日号 市史を食べよう6

更新日:2022年09月29日

ページID : 5293

市史を食べよう ドイツ捕虜編6

食に歴史あり。習志野の歴史の中でどんなものが食べられてきたのか、レシピを調べて歴史を“食べて”みることも、実に興味深いものです。今回は、大正時代のドイツ捕虜が収容所で食べていた料理を紹介するシリーズの第6弾。ドイツの代表的なデザート“ローテ・グリュッツェ”をご紹介します。
(注意)習志野市国際交流協会の皆さんのご協力で、当時のレシピの料理を再現しました。

赤い果物を使って作ったゼリーが、ガラスの器に盛られた写真

ローテ・グリュッツェバニラソース添え(赤い果物のゼリー)

ローテ・グリュッツェ

  • 材料・分量(4人前)
    • さくらんぼ…80グラム
    • アプリコット…80グラム
    • ラズベリー…80グラム
    • いちご…80グラム
    • 砂糖…25グラム
    • レモン汁…大さじ1/3
    • レモンの皮…1/3個分
    • チェリー・ジュース…220ミリリットル
    • シナモンスティック…1/3本
    • コーンスターチ…22グラム
    • 水…大さじ3
    • 生クリームなど…適宜
    • (注意)生の果物ではなく缶詰を使うときは、既に甘みがついているので砂糖の量を加減すること。チェリー・ジュースの代わりに、缶詰の中のシロップを使ってもよい。
  • 調理方法
    1.  果物は洗って、水気をよくふき取っておきます。いちごは4分の1に、さくらんぼは種を取って半分にカットしておきます。アプリコットは皮をむかず、他の果物の大きさに合わせてカットしておきます。
    2.  すべての果物をひとつのボウルに一緒に混ぜて入れ、砂糖とレモン汁を振りかけてよくなじませ、ボウルにふきんをかぶせて覆ったら、そのまま30分ほど置いておきます。
    3.  チェリー・ジュースを鍋に入れ、シナモンスティック、レモンの皮を加え、5分ほど煮ます。
    4.  そこにボウルの果物を汁ごと加え、さらに5分煮ます。
    5.  シナモンスティックとレモンの皮を取り出したら、水で溶いたコーンスターチを加え、泡立て器で手早くかき混ぜます。
    6.  デザート皿に盛って、そのまま冷やします。食べる前に、泡立てた生クリームなどを添えます。

こうしたドイツ料理が習志野の地で毎日盛んに作られ、1,000人のドイツ兵のおなかを満足させていた─習志野の歴史には、そんな1ページが埋もれているのです。あなたも、歴史の中から「味の発掘」をしてみませんか。

この記事に関するお問い合わせ先

このページは社会教育課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎2階
電話:047-453-9382 ファックス:047-453-9384
キャッチボールメールを送る


この記事に気になることはありましたか?

市ホームページをより使いやすくわかりやすいものにするために、皆様のご意見をお聞かせください。

感想をお聞かせください