No.113 平成21年3月1日号 市史を食べよう6
更新日:2010年12月16日
市史を食べよう ドイツ捕虜編6
食に歴史あり。習志野の歴史の中でどんなものが食べられてきたのか、レシピを調べて歴史を“食べて”みることも、実に興味深いものです。今回は、大正時代のドイツ捕虜が収容所で食べていた料理を紹介するシリーズの第6弾。ドイツの代表的なデザート“ローテ・グリュッツェ”をご紹介します。
※習志野市国際交流協会の皆さんのご協力で、当時のレシピの料理を再現しました。
ローテ・グリュッツェバニラソース添え(赤い果物のゼリー)
ローテ・グリュッツェ
■材料・分量(4人前)
さくらんぼ………………………80g
アプリコット……………………80g
ラズベリー………………………80g
いちご……………………………80g
砂糖………………………………25g
レモン汁…………………大さじ1/3
レモンの皮…………………1/3個分
チェリー・ジュース…………220ml
シナモンスティック…………1/3本
コーンスターチ…………………22g
水……………………………大さじ3
生クリームなど…………………適宜
※生の果物ではなく缶詰を使うときは、既に甘みがついているので砂糖の量を加減すること。チェリー・ジュースの代わりに、缶詰の中のシロップを使ってもよい。
■調理方法
(1) 果物は洗って、水気をよくふき取っておきます。いちごは4分の1に、さくらんぼは種を取って半分にカットしておきます。アプリコットは皮をむかず、他の果物の大きさに合わせてカットしておきます。
(2) すべての果物をひとつのボウルに一緒に混ぜて入れ、砂糖とレモン汁を振りかけてよくなじませ、ボウルにふきんをかぶせて覆ったら、そのまま30分ほど置いておきます。
(3) チェリー・ジュースを鍋に入れ、シナモンスティック、レモンの皮を加え、5分ほど煮ます。
(4) そこにボウルの果物を汁ごと加え、さらに5分煮ます。
(5) シナモンスティックとレモンの皮を取り出したら、水で溶いたコーンスターチを加え、泡立て器で手早くかき混ぜます。
(6) デザート皿に盛って、そのまま冷やします。食べる前に、泡立てた生クリームなどを添えます。
こうしたドイツ料理が習志野の地で毎日盛んに作られ、1,000人のドイツ兵のおなかを満足させていた─習志野の歴史には、そんな1ページが埋もれているのです。あなたも、歴史の中から「味の発掘」をしてみませんか。
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