No.113 平成21年3月1日号 市史を食べよう6
市史を食べよう ドイツ捕虜編6
食に歴史あり。習志野の歴史の中でどんなものが食べられてきたのか、レシピを調べて歴史を“食べて”みることも、実に興味深いものです。今回は、大正時代のドイツ捕虜が収容所で食べていた料理を紹介するシリーズの第6弾。ドイツの代表的なデザート“ローテ・グリュッツェ”をご紹介します。
(注意)習志野市国際交流協会の皆さんのご協力で、当時のレシピの料理を再現しました。

ローテ・グリュッツェバニラソース添え(赤い果物のゼリー)
ローテ・グリュッツェ
- 材料・分量(4人前)
- さくらんぼ…80グラム
- アプリコット…80グラム
- ラズベリー…80グラム
- いちご…80グラム
- 砂糖…25グラム
- レモン汁…大さじ1/3
- レモンの皮…1/3個分
- チェリー・ジュース…220ミリリットル
- シナモンスティック…1/3本
- コーンスターチ…22グラム
- 水…大さじ3
- 生クリームなど…適宜
- (注意)生の果物ではなく缶詰を使うときは、既に甘みがついているので砂糖の量を加減すること。チェリー・ジュースの代わりに、缶詰の中のシロップを使ってもよい。
- 調理方法
- 果物は洗って、水気をよくふき取っておきます。いちごは4分の1に、さくらんぼは種を取って半分にカットしておきます。アプリコットは皮をむかず、他の果物の大きさに合わせてカットしておきます。
- すべての果物をひとつのボウルに一緒に混ぜて入れ、砂糖とレモン汁を振りかけてよくなじませ、ボウルにふきんをかぶせて覆ったら、そのまま30分ほど置いておきます。
- チェリー・ジュースを鍋に入れ、シナモンスティック、レモンの皮を加え、5分ほど煮ます。
- そこにボウルの果物を汁ごと加え、さらに5分煮ます。
- シナモンスティックとレモンの皮を取り出したら、水で溶いたコーンスターチを加え、泡立て器で手早くかき混ぜます。
- デザート皿に盛って、そのまま冷やします。食べる前に、泡立てた生クリームなどを添えます。
こうしたドイツ料理が習志野の地で毎日盛んに作られ、1,000人のドイツ兵のおなかを満足させていた─習志野の歴史には、そんな1ページが埋もれているのです。あなたも、歴史の中から「味の発掘」をしてみませんか。
この記事に関するお問い合わせ先
このページは社会教育課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎2階
電話:047-453-9382 ファックス:047-453-9384
キャッチボールメールを送る
- この記事に気になることはありましたか?
-
市ホームページをより使いやすくわかりやすいものにするために、皆様のご意見をお聞かせください。
更新日:2022年09月29日