No.39 平成11年9月1日号 「習志野の王冠たれ」

更新日:2022年09月29日

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習志野の王冠たれ

 表題のこの言葉は、市立習志野高等学校創立当時の白鳥儀三郎市長が習志野高校を表して述べたものです。誕生まもない習志野市にとって、市立高校の創立は、次代の有為な人材を育成する大事な事業のひとつでした。
 習志野高校の設立が計画されたのは、まだ津田沼町だった昭和26年(1951年)のことでした。この年5月の津田沼町会議において「本町中学卒業生中、進学希望者激増したるにより」という理由で、「町立習志野高等学校新設を求める」議案が提出されました。そして、昭和32年(1957年)に、全日制普通科4、商業科2、定時制普通科1、商業科1の合計8学級をもって、市民待望の市立習志野高等学校が創立されました。しかし、まだ校舎は完成しておらず、高学年が新校舎へ移転した旧津田沼小学校(京成津田沼駅脇)の校舎の一部を仮校舎としてのスタートでした。その年の11月にようやく念願の新校舎が完成し、高等学校としての態勢が整いました。
 この校舎は、円形(正確には16角形)という大変珍しいものでした。円形校舎は、廊下面積が少なくてすみ、省スペースなうえ、建築費も抑えられるということで、同年の3月には、津田沼小学校の新校地に建設され、翌33年には習志野第二中学校にも建設されました。写真は昭和36年ごろの習志野高校の校地を撮影したものです。校地を拡充する前で、円形校舎の西側には市役所庁舎があり、体育館も1棟だけでした。その後、教育環境の充実につとめ、文武にわたる活躍により、習志野の名を全国に広めるとともに、数多くの優秀な卒業生を送りだしてきました。
 この習志野高校は更なる発展をめざし、昭和50年に現在の東習志野の地に移転して、今日を迎えています。
 偉容を誇った円形校舎も、移転とともに取り壊され、現在は、津田沼小学校でのみ見ることができます。

市立習志野高等学校周辺を上空から写した白黒写真

昭和36年ごろの市立習志野高等学校

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