音楽のまち習志野

更新日:2022年09月29日

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青雲の中、パイプオルガンのモニュメントを下から写した写真

パイプオルガンのモニュメント(JR津田沼駅南口)

習志野市は子どもから大人まで音楽に親しむ「音楽のまち」といわれています。

 市内の小学校、中学校、高等学校では各校の特色を活かし、毎年、全国コンクールで優秀な成績を収めています。
 また、公民館を中心にして各地域で多数の音楽団体が活動しており、四季を通して様々なコンサートや発表会が行われています。
 年末には、習志野文化ホールで習志野第九演奏会が行われ、約300人の団員の心が一つになった美しいハーモニーが響き渡ります。
 このように、小さな頃から音に親しんだ子どもたちが、大人になっても音を紡ぎ続け、それを次世代につないでいくという良い循環が自然に出来上がっています。今日も市内の至るところで軽やかに音符がはずんでいます。

ならしの学校音楽祭

児童生徒たちの励みに!

 「ならしの学校音楽祭」は、平成12年度に谷津小学校・第一中学校・習志野高校が、全国規模の大会で合わせて5つの最優秀賞(または金賞)を受賞したことを記念に行われた「全国大会5冠 グランプリコンサート」がきっかけとなりスタートしました。
 出演できる学校は、当該年度における全国・関東・県大会の音楽コンクールで好成績を収めた小学校・中学校・高等学校で、管弦楽・吹奏楽・合唱・アンサンブルなど様々な形態の音楽を、高いレベルで市民の皆さんに披露する場として、毎年多くの方々にご来場いただいております。
 児童生徒たちにとっては、「このコンサートに出演するんだ!」という目標が大きな励みとなっており、第1回以降、関東や県の代表として全国大会・関東大会に出場する学校が年々増えてきています。このコンサートの存在こそが「音楽のまち習志野」を支える原動力になっています。

憧れの先輩から指導

 また、毎月1回、習志野高等学校吹奏楽部が、市内の小学6年生を対象に管楽器の指導をする「習志野市小中学校管楽器講座」を実施しています。この講座に参加した小学生たちが、ならしの学校音楽祭で「小学校フェスティバルバンド」を結成し、憧れの先輩の指導を受け、目標に向かって成長した姿を披露しています。

グランドフィナーレは大合唱奏

 ならしの学校音楽祭のもう一つの魅力が、コンサートの最後を飾るグランドフィナーレです。
グランドフィナーレはその日に出演した児童生徒全員による大合唱奏です。小学生・中学生・高校生が一堂に会して奏でられる習志野のサウンドは、温かく、優しさに満ちています。そして最後に演奏される「翼をください」は毎年多くの聴衆の感動の涙を誘っています。
 近年、「これを聴くために来た。」というリピーターのお客様も増加中。さらに近隣の市からのお客様も増え、その注目度は年々高まっています。

習志野発、全国すべての皆様へ。

 「ならしの学校音楽祭」には習志野の音楽のエキスがすべてつまっています。そして、その感動を子どもたちと共に分かち合うことのできるコンサートなのです。

おそろいの衣装を着た人たちが、舞台の上で管楽器や太鼓などを演奏している写真

ならしの学校音楽祭

ステージいっぱいに広がり大合唱を行っている人たちの写真

グランドフィナーレの大合唱奏

習志野第九合唱団

年齢層は10代から80代まで

 「習志野第九合唱団」は、昭和53年12月に習志野文化ホールのオープンを記念して「習志野第九演奏会」が企画された際に、習志野フィルハーモニー管弦楽団と共演する合唱団として市民から一般公募され誕生しました。
 団員は毎年公募で300名以上集まり、8月下旬もしくは9月上旬に結団式が行われます。団員の年齢層は10代から80代まで幅広く、約1割の方が第九の合唱に初めて取り組まれる方です。中には、千葉県外から参加される方もいらっしゃいます。

年末を飾る風物詩「習志野第九演奏会」

 習志野第九合唱団が開催する最大のイベントが、毎年12月に習志野文化ホールで行われる「習志野第九演奏会」です。ドイツの作曲家・ベートーヴェンの代表曲「交響曲第九番(合唱付き)」を演奏するこのイベントは毎年満席!「音楽のまち習志野」の年末を飾る風物詩となっています。平成4年からドイツ連邦共和国大使館の後援を受けており、会場には大使館関係者も聴衆としてお見えになっています。
 また、習志野第九合唱団は、平成18年にNPO法人格を取得し、それまで市・文化ホール・オーケストラ・合唱団等で構成される実行委員会形式で行われていた演奏会は、合唱団主催のイベントへと生まれ変わり、音楽の普及を図りながら、文化・芸術の香り高いうるおいのあるまちづくりの推進と、音楽を通じて国際交流に寄与することを目的に活動しています。

舞台の前方で指揮者に合わせて楽器を演奏している人達、後方で黒と白の衣装を着た人たちが合唱をしている習志野第九演奏会の様子の写真

習志野第九演奏会

多くの人たちが合唱練習をしている様子を上から写した写真

習志野第九合唱団の練習の様子

習志野文化ホール

すべての市民が自由に参加できる文化の広場

 習志野市の音楽文化の発展に重要な役割を果たしてきた習志野文化ホール。「すべての市民が自由に参加できる文化の広場」として昭和53年12月に開館したこのホールは、プロ・アマ問わず多くのコンサートが開催されています。
 1,475人を収容できるこのホールは、JR津田沼駅南口から徒歩4分の好立地にあり、車椅子でも楽に移動ができるようバリアフリー対策がされているほか、難聴の方のために全席に磁気ループシステムを採用し音声が聞き取りやすい配慮もされています。

公共施設の大ホールとして日本で初めて大型パイプオルガン導入

 習志野文化ホールは、公共施設の大ホールとして日本で初めて大型パイプオルガン(ドイツのベッケラート社製)が設置され話題になりました。パイプオルガンの単独コンサートやオーケストラとのジョイント等に幅広く使用されるほか、音響を重視した設計が高く評価されています。平成13年度には、大規模改修で機械設備をリニューアルし、音楽ホールとして高水準の質を維持しています。
 また、館内の装飾も特徴的で、ホールのロビーの天井には、市内に在住していた画家、故内田如風氏による、習志野市の花である「あじさい」のフレスコ画が描かれています。その他にも、ホールの階段の踊り場には女神像やあじさいをモチーフにしたステンドグラスがあり、夕日が当たると色艶やかに輝きます。

習志野文化ホールに大型パイプオルガンが設置された写真

習志野文化ホールのパイプオルガン

3名の女神が踊っているように描かれている色艶やかなステンドグラスの写真

色艶やかなステンドグラス

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電話:047-453-9382 ファックス:047-453-9384
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