あんば様

更新日:2022年09月29日

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 菊田神社では、「あんば様」と呼ばれる民間信仰の行事が3月15日に近い日曜日に行われています。正しくは「阿波様(あばさま)」といい、由来によれば、明治の初めごろ久々田・谷津・藤崎・鷺沼の村々で天然痘が流行したので、これを治し、予防するために始まったといわれます。
 当時の久々田村では行商が行われていて、海産物を茨城方面まで売り歩き、帰りに農産物を持ち帰る商いをしていました。たまたま、茨城県稲敷郡桜川村阿波の大杉神社のお札が疫病に効能があるというので、行商人がそのお札を持ち帰って、菊田神社に納め祀ったところ、天然痘が治ったといわれています。
 その後、大杉神社の分霊を祀って「あんば様」の祭りが続けられています。なお、あんば様は、水上交通・漁業の神でもあるといわれています。

狐やひょっとこのお面、個性的な着物を着た人々が、あんば様の祭りに参加している写真

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