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習志野市 未来のために〜みんながやさしさでつながるまち〜習志野
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No.23 平成9年11月15日号 生活を支えた愛馬のめい福を祈って 〜馬頭観音〜

更新日:2007年8月23日

生活を支えた愛馬のめい福を祈って −馬頭観音〔ばとうかんのん〕−

 戦後の自動車等の発達をみるまで、馬や牛などの家畜類は運搬や農耕の手段として、農村の人々の生活にはなくてはならないものでした。実籾には享保19年(1734年)「村方持馬毛附歳附改帳」〔むらかたもちうまけつきとしつきあらためちょう〕という古文書が伝えられています。これは実籾村の農民が所有している馬の毛並み、年齢、購入先などを記したもので、22人の農民が23匹の馬を所有していたことがわかります。これらの馬は人間の補助労働力として農作業の効率化や、作物の運搬などに利用されていたほか、農閑期の現金収入の手段として、東金街道や千葉街道などの街道筋で旅人の荷を運ぶ駄賃稼ぎに使われていました。また、街道筋の宿(船橋宿や馬加宿など)に対する助郷〔すけごう〕
(注釈:1)として、人足とともにかり出されていました。
 このように馬は、農民の生活に密着した欠かせぬものであるため、人々の馬に対する愛着も深いものでした。今も市内の各所に、馬頭観音像や馬頭観音の文字が刻まれた石塔を数多く見ることができます。本来、馬頭観音は、天台密教の中において、畜生道(注釈:2)に苦しむ人々の救済にあたるものとされていますが、民間信仰の中にはいると、特に馬の守護神として尊ばれ、死んだ馬のめい福を祈る心を石塔に刻むようになりました。路傍に残る馬頭観音塔には、日々の生活を支えてくれた馬の安らかな眠りを祈るとともに、平穏な生活を願う人々の心情が垣間見えるものとなっています。

(注1)助郷…街道沿いの宿駅の人馬だけでは不足する場合、近隣の村から人馬を提供させる制度です。また、それらの村のことです。経済活動の発達に伴う、街道の通行量の増加によって、助郷の村々の負担が増大したため、助郷免除の訴えや農民一揆の要求のひとつとなっていきました。

(注2)畜生道…生前悪行を重ねた者が、死後、動物の姿に変えられ、苦行を味わうという仏教の教えです。

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