子宮頸がん(HPV)予防ワクチンの接種について

更新日:2025年04月21日

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対象者

定期接種とキャッチアップ接種の2種類があります。

各接種の対象者
区分 対象者
定期接種

12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日まで

(小学校6年生から高校1年生に相当する年齢の女子)

キャッチアップ接種(注釈1) 1997年4月2日から2009年4月1日生まれで、2022年4月1日から2025年3月31日の間にHPVワクチンを接種した者(注釈2)

(注釈1)積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行います

(注釈2)接種期限は、令和8年3月31日です。

予防接種の受け方

予診票と母子健康手帳を持って、実施医療機関を受診します。

予診票について

送付時期

定期接種の対象者には、接種が望ましい年齢となる中学1年生の時期(例年5月上旬)に個別通知

※キャッチアップ接種の対象者は、予診票がない場合下記の方法で入手ください。

なくした方・転入した方・早期入手を希望する方は
交付の方法
窓口で交付 母子健康手帳を持って、健康支援課窓口(市庁舎1階)へ
郵送で交付 ちば電子申請サービスで手続き

※習志野市から転出した場合は、習志野市の予診票は使用できません。

実施医療機関

下記、習志野市個別予防接種実施医療機関、千葉県内定期予防接種実施医療機関(注釈)にて受けることができます。

(注釈)掲載のない病院や、やむをえない理由で県外接種を希望する人は、事前に手続きが必要です。

望ましい受け方(ワクチンごとの接種回数・間隔)

接種に当たっては、医師と相談し、有効性と安全性等を理解した上で受けてください。
詳しくは、厚生労働省のホームページをご覧ください。

各HPVワクチンの一般的な接種スケジュール

(2025年2月版 厚生労働省リーフレットより一部転載)

  • HPVワクチンの接種は、原則、同じ種類のワクチンで実施します。しかし、2価または4価HPVワクチンで既定の回数の一部完了し、9価ワクチンで残りの回数の接種を行う交互接種についても、実施しても差し支えないこととしています。
  • 世界保健機構(WHO)や諸外国の保健機関においても基本的には同じ種類のワクチンでの接種が推奨されています。しかしながら、やむを得ない場合には、交互接種も許容されています。

接種後に気になる症状がある場合はご相談ください

ワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。まれに思いアレルギー症状や神経系の症状が起こることがあります。

接種後に体調の変化が現れたら、まずは接種を受けた医療機関の医師にご相談ください。

HPVワクチン接種後の副反応

(2025年2月版 厚生労働省リーフレットより一部転載)

子宮頸がんとは

  • 子宮頸がんは、女性の子宮の出口に近い部分(子宮頚部)にできる「がん」
  • 感染は、主に性的接触によって起こり、女性の多くが一生に一度は感染すると言われている。
  • 若い年齢層で発症する割合が比較的に高いがん。子宮頸がん自体は、早期に発見されれば予後の悪いがんではないが、がんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人もいる。

ヒトパピローマウイルス感染症ワクチンの効果

  • HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類のものがあり、HPVワクチンは、この一部の感染を防ぐことができる。
  • 防ぐことができるHPVの種類によって2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の三種類がある。
  • サーバリックおよびガーダシルは子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができる。そのことにより、子宮頸がんの原因の50%から70%を防ぐ。シルガード9は、HPV16型と18型に加え、他の5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80%から90%を防ぐ。
  • HPVワクチンでがんになる手前の状態(前がん病変)が減るとともに、がんそのものを予防する効果があることもわかってきている。

令和3年11月26日付け、厚生労働省通知により積極的勧奨が再開されました

HPVワクチンについては、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がHPVワクチン接種後に特異的に見られたことから、平成25年6月の厚生労働省通知により、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、積極的な接種勧奨が差控えられていました。
その後、最新の知見を踏まえ、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、令和3年11月の厚生労働省通知により、積極的な接種勧奨が再開されました。

20歳になったら2年に1回、子宮頸がん検診を受けましょう

  • HPVワクチンの接種の有無に関わらず、20歳になったら2年に1回、子宮頸がん検診を受けましょう。
  • 子宮頸がん検診によって前がん病変を早期に発見することで、子宮頸がんが予防できます。
  • ワクチンで防げないHPV感染もあるため、子宮頸がん検診を定期的に受診することが大切です。

この記事に関するお問い合わせ先

このページは健康支援課(救急医療・予防接種係)が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎1階
電話:047-453-2922 ファックス:047-454-2030
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