子宮頸がん(HPV)予防ワクチンの接種について

更新日:2025年02月18日

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子宮頸がん(HPV)予防ワクチンの定期接種についてのお知らせ

キャッチアップ接種の経過措置について(令和7年2月14日更新)

キャッチアップ接種期間が令和4(2022)年4月1日~令和7(2025)年3月31日までであったところ、夏以降の大幅な需要増により、HPVワクチンの接種を希望しても受けられなかった方がいらっしゃる状況等を踏まえ、2025年3月末までに接種を開始した方が、全3回の接種を公費で完了できるようになりました。

○対象者:

以下の2つの条件を満たす方

  • キャッチアップ接種対象者のうち、2022年4月1日~2025年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方
  • 2008(平成20)年度生まれの女子で、2022年4月1日~2025年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方


○期間:キャッチアップ接種期間(2025年3月31日まで)終了後、1年間

※上記の対象者のうち、習志野市で管理する予防接種記録により、HPVワクチン接種が完了していない方へ、令和7年2月14日に案内はがきを発送しました。

転入により市に接種履歴がない方や最近接種した方は、接種が完了していても届く場合がありますので、何卒ご了承ください。

キャッチアップ接種の経過措置について

【キャッチアップ接種の経過措置について】

高校1年相当の女の子と保護者の方へ

【高校1年相当の女の子と保護者の方へ】

子宮頸がんとは

  • 子宮頸がんは、女性の子宮の出口に近い部分(子宮頚部)にできる「がん」
  • 感染は、主に性的接触によって起こり、女性の多くが一生に一度は感染すると言われている。
  • 若い年齢層で発症する割合が比較的に高いがん。子宮頸がん自体は、早期に発見されれば予後の悪いがんではないが、がんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人もいる。

ヒトパピローマウイルス感染症ワクチンの効果

  • HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類のものがあり、HPVワクチンは、この一部の感染を防ぐことができる。
  • 防ぐことができるHPVの種類によって2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の三種類がある。
  • サーバリックおよびガーダシルは子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができる。そのことにより、子宮頸がんの原因の50%から70%を防ぐ。シルガード9は、HPV16型と18型に加え、他の5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80%から90%を防ぐ。
  • HPVワクチンでがんになる手前の状態(前がん病変)が減るとともに、がんそのものを予防する効果があることもわかってきている。

令和3年11月26日付け、厚生労働省通知により積極的勧奨が再開されました

HPVワクチンについては、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がHPVワクチン接種後に特異的に見られたことから、平成25年6月の厚生労働省通知により、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、積極的な接種勧奨が差控えられていました。
その後、最新の知見を踏まえ、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、令和3年11月の厚生労働省通知により、積極的な接種勧奨が再開されました。

対象者

1.定期接種 : 小学校6年生から高校1年生に相当する年齢の女子
 (12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日まで)

令和6年度高校1年生相当年齢の方は、条件付きで令和8年3月31日まで接種可能

2.キャッチアップ接種(注釈):平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女子 

※条件付きで令和8年3月31日まで接種可能

(注釈)積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行います

予防接種の受け方

  • 接種が望ましい年齢となる中学1年生に、例年5月上旬に予診票を個別通知
  • キャッチアップ接種対象者は、令和6年度末に案内はがきを個別通知済

転入や予診票を紛失した等で習志野市の予診票を持っていない場合は、

  • 母子健康手帳を持って、健康支援課窓口(市庁舎1階)へ
  • ちば電子申請サービスで手続き 

定期接種

キャッチアップ接種

※習志野市から転出した場合は、習志野市の予診票は使用できません。

接種に当たっては、医師と相談し、有効性と安全性等を理解した上で受けてください。
詳しくは、厚生労働省のホームページをご覧ください。

小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ

【小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ】

平成9年度~平成19年度生まれまでの女性へ

【平成9年度~平成19年度生まれまでの女性へ】

実施医療機関

下記、習志野市個別予防接種実施医療機関、千葉県内定期予防接種実施医療機関にて受けることができます。

望ましい受け方(ワクチンごとの接種回数・間隔)

【ワクチンの種類と一般的な接種スケジュール】

各HPVワクチンの一般的な接種スケジュール

(令和5年3月 厚生労働省リーフレットより一部転載)

※2価・4価HPVワクチンと9価ワクチンとの交互接種について

  • HPVワクチンの接種は、原則、同じ種類のワクチンで実施します。しかし、2価または4価HPVワクチンで既定の回数の一部完了し、9価ワクチンで残りの回数の接種を行う交互接種についても、実施しても差し支えないこととしています。
  • 世界保健機構(WHO)や諸外国の保健機関においても基本的には同じ種類のワクチンでの接種が推奨されています。しかしながら、やむを得ない場合には、交互接種も許容されています。

接種後に気になる症状がある場合はご相談ください

【接種後に現れる可能性のある症状】

HPVワクチン接種後の副反応

(令和5年3月 厚生労働省リーフレットより一部転載)

ワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。まれに思いアレルギー症状や神経系の症状が起こることがあります。

接種後に体調の変化が現れたら、まずは接種を受けた医療機関の医師にご相談ください。

20歳になったら2年に1回、子宮頸がん検診を受けましょう

  • HPVワクチンの接種の有無に関わらず、20歳になったら2年に1回、子宮頸がん検診を受けましょう。
  • 子宮頸がん検診によって前がん病変を早期に発見することで、子宮頸がんが予防できます。
  • ワクチンで防げないHPV感染もあるため、子宮頸がん検診を定期的に受診することが大切です。

令和4年3月末までにHPVワクチンの接種を自費で受けた方へ償還払いのご案内(申請期限は令和7年3月31日まで)

積極的接種勧奨の差し控えにより、接種の機会を逃した方で、定期接種の年齢を過ぎてHPVワクチンの接種を自費で受けた方について、当該接種の費用を助成します。

対象 次のすべてに該当する方

  • 平成9年4月2日~平成17年4月1日生まれの女性のうち、定期接種の対象年齢(高校1 年生相当)を過ぎて、HPVワクチン(注釈)の接種を令和4年3月31日までに自費で受けた方
  • 令和4年4月1日時点で習志野市に住民登録がある方

(注釈)HPVワクチン:サーバリックス(2価HPVワクチン)、ガーダシル(4価HPVワクチン)
(注釈) シルガード9(9価HPVワクチン)は償還払いの対象外

申請方法

申請書と必要書類を健康支援課へ郵送または持参してください。

必要書類

  1. 接種費用の支払いを証明する書類(領収書及び明細書、支払い証明書等 :原本に限る) (注釈)1.の書類がない場合は、市が定めた限度額を支給します。

  2. 接種記録が確認できる書類(母子健康手帳「予防接種の記録」欄の写し、予診票の写し等) (注釈)2.の書類がない場合は、医療機関が発行する下記証明書(原本)で申請が可能。

  3. 申請者の本人確認書類の写し(申請者と被接種者が異なる場合は双方のもの)

  4. 振込先金融機関の通帳またはキャッシュカードの写し

助成額

助成金支給額は、実際に支払った接種費用の実費相当(注釈)を市が定めた上限額(接種1回につき16,588円)の範囲内で支給します。

(注釈)実費相当には、接種に要した交通費、宿泊費、書類発行に要した文書料等は含みません。

(注釈)書類が揃ってから振り込みまで最長2か月かかる場合があります。

申請窓口

〒275-8601 習志野市鷺沼2-1-1

習志野市役所 健康支援課 予防接種担当

電話 047-453-2922

申請期限

令和7年3月31日まで

申請書等ダウンロード

見本(記入例)を参考に、必要事項を記載してください。
記入漏れ等がある場合は、ご連絡いたします。

※接種記録が確認できる書類がない場合は、医療機関が発行する下記証明書(原本)で申請が可能です。

この記事に関するお問い合わせ先

このページは健康支援課(救急医療・予防接種係)が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎1階
電話:047-453-2922 ファックス:047-454-2030
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