都市計画キッズページ4~土地の使い方のルール~
市街化区域(しがいかくいき)は建物を建てられる場所なんだよね。
じゃあ、市街化区域(しがいかくいき)の中だったら、どこにどんな建物でも建ててもいいの?
そうではないんだよ。
どこに何を建てても良いルールにすると、こんなまちになってしまう可能性があるんだ。
おうちの近くに工場があるのね。
これじゃあ、工場に行くトラックがおうちの周りをたくさん通って危ないんじゃないかしら。
道路もあまり広くないし…。
それに、高いビルがおうちのとなりに建っているから、おうちに日が当たらなくなっちゃうわ。
ビル風も強いんじゃないかしら?
まちの中には、住んだり、仕事をしたり、買い物をしたりと色々な活動をする建物や場所が必要だよね。
でも、みんなが勝手気ままに建ててしまうと、静かな住宅地にいきなり工場が建ったり、2階建ての住宅街のすぐとなりに高層ビルが建ってしまうこともあるんだよ。
だから、習志野市では地域の役割を考えて、土地の使い方のルールを決めているんだ。
大まかに分けると「住宅のための地域」「商業のための地域」「工場のための地域」の3種類。
細かく分けると下の表のように全部で13種類あって、この区分けされた13種類の地域を「用途地域(ようとちいき)」というんだ。
習志野市では、このうち「田園住居地域(でんえんじゅうきょちいき)」を除く、12種類に区分けしているよ。
用途地域(ようとちいき)ごとに、建物の使い方や、建物の大きさ(建ぺい率(けんぺいりつ)と容積率(ようせきりつ))を制限したり、建物の高さなどのルールを決めているんだよ。
習志野市はこの12種類の地域ごとに、まちをつくっているんだね。
そうだよ。都市計画図は12色を使って、この用途地域ごとに色をぬっているんだ。
第一種住居地域(だいいっしゅじゅうきょちいき)は黄色、商業地域(しょうぎょうちいき)は赤、工業地域(こうぎょうちいき)は水色みたいにね。
これなら、都市計画図を見れば何を建ててよい地域なのか、すぐに分かるね。
都市計画図は「用途地域マップ」で見ることができるよ。
この他にも、市役所の都市計画課の窓口で見ることが出来るから、分からないことがあったら都市計画課の人に聞いてみてね。
都市計画キッズページ3~まちはどこまで広がるの?(区域区分)~
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更新日:2022年09月29日