生涯学習施設改修整備計画

 平成25年10月に策定した「生涯学習施設改修整備計画」は、少子超高齢化社会の進展等の社会変化により、将来世代へ負担を先送りしない持続可能な都市経営が求められている中で、新たな時代へ向けた本市の生涯学習の実現に必要となる公民館や図書館などの社会教育施設、体育館や野球場などのスポーツ施設等の教育委員会が所管する生涯学習施設の改修整備の方針を示したものです。
 そのような中、平成25年度の策定以降、「習志野市公共施設等総合管理計画」及び「第2次公共建築物再生計画」が策定されるとともに、一部施設の老朽化状況の悪化や、施設や事務の移管など、状況変化が生じていることから、これらとの整合性を図るため、このたび計画の改訂を行いました。
 本市の生涯学習や芸術文化の振興、生涯スポーツの推進に係る施策を着実に実行するため、本計画に基づき適正な施設、機能を確保してまいります。

 本計画は、「習志野市公共施設等総合管理計画」及び「第2次公共建築物再生計画」の方針である「総量圧縮」、「長寿命化」、「財源確保」を基本としつつ、各種施策の推進に必要な生涯学習施設の再整備を図るための施設整備計画です。習志野市が保有する建築物の「個別施設計画」である「第2次公共建築物再生計画」と連携を図り、それぞれの計画の見直しを適宜反映させていきます。
 また、「第2次公共建築物再生計画」の対象とならない小規模な建築物と、屋外施設のうち計画的な改修が必要な設備（人工芝、屋外照明設備）に関しての、「個別施設計画」としての位置付けも有しています。

 今回の改訂にあたっては、平成25(2013)年10月の本計画策定以後の様々な状況変化を踏まえ、以下の点について見直し、整合を図っています。

1. 「習志野市公共施設等総合管理計画」及び「第2次公共建築物再生計画」との整合
    ⇒ 両計画において示されている改修方針に合わせ、改修内容、目標年次を設定しています。
2. 大久保地区公共施設再生事業等の完了に合わせた修正
    ⇒ 既に機能集約等が完了した施設の記載を修正、削除しています。
3. 一部施設の状況悪化に応じた改修整備時期の見直し
    ⇒ 急速な老朽化により早期の改修が必要な施設について、改修整備時期の見直しを行い、「第2次公共建築物再生計画」との連携を図るべく修正しています。
4. 小規模建築物、屋外施設設備の改修計画の追加
    ⇒ 「第2次公共建築物再生計画」の対象とならない生涯学習部所管のインフラについての「個別施設計画」として位置付けるべく、追加しています。
5. 市長事務部局等へ移管した施設の記載を削除
    ⇒ 自治振興施設、放課後児童会等の生涯学習部から移管した施設、事業の記載を削除しています。

 「第2次公共建築物再生計画」の計画期間に合わせ、改訂後の本計画の計画期間は、令和4(2022)年度から令和19(2037)年度の15年間とします。
 なお、計画期間中であっても、社会経済状況の変化や事業実施状況などにより、適宜事業計画の見直しを行っていくこととします。