「核兵器廃絶平和都市宣言」30周年

更新日:2022年09月29日

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「核兵器廃絶平和都市宣言」30周年を迎えました。

本市では、昭和57年8月5日に、全国で12番目、県内で初めて「核兵器廃絶平和都市宣言」を行い、平成24年度は30周年を迎えました。宣言30周年を記念して、以下の記念事業を実施しています。

1.平成24年度習志野市平和市民代表団の広島市派遣 ~市内市立全中学校より1名ずつ選出~

 本市では、戦後50年の平成7年度から、戦争を知らない若い世代や教諭、被爆体験継承者塔で組織する「平和市民代表団」合計6名を広島市、長崎市へ毎年交互に派遣しています。平成24年度は、代表団員数を拡大し、市内市立全中学校(7校)より1名ずつ選出していただき、高校生2名、中学校教諭1名と合わせて合計10名を広島市へ派遣しました。
 平和市民代表団の派遣の様子は、テレビ広報「なるほど習志野」平成24年9月前半号にて紹介しています。また、平成25年2月下旬には、派遣のほか活動の様子を報告書としてまとめ、市内小中学校、高校、及び図書館へ寄贈します。

千羽鶴を持った9名の生徒と1名の教諭の集合写真

平成24年度習志野市平和市民代表団

原爆ドームを背景に撮影された集合写真

原爆ドームの前で

生徒感想

  • 実際に現地に赴くことで、当時のより詳しい話が聞けてよかった。原爆を一言で片づけるのではなく、今も苦しんでいる人がいること、決して過去の話ではないことを多くの人に伝えていけたらいいなと思う。
  • 今回の広島派遣で今までの戦争に対する気持ちが少し変わりました。核兵器をなくそうと呼びかける以前に、自分の周りから、お互いを尊重し合い、平和の輪を広げていくことをしなくてはならないと思いました。

2.被爆体験講話 市内市立全中学校にて開催

実花小学校で、テレビに映された映像を指差ししながら説明している男性と、真剣に聞いている生徒たちを後ろから写した写真

平成24年7月18日 実花小学校

ステージ下の演台前で話をしている女性と、向かい合って座っている生徒たちを左斜め後ろから写した写真

平成24年10月26日 第五中学校

生徒感想(抜粋)

  • 実際に話を聞くと、心に響くし、命の大切さを学ぶことができました。すごく興味のわく話でした。
  • ごはんが食べられるのも、学校に行けるのも、部活ができるのも、家があるのも、普通にやっていることが当たり前でないんだと思いました。1つ1つ当たり前のこと、特別なことに感謝して過ごしたいです。
  • 原爆の怖さを私達は知っておかないといけないと思います。私達には想像できないくらいの恐怖や苦しみがあったということ。たくさんの人が家族や友人と離れてしまったこと。戦争の怖さ、同じ過ちをおかさないためにも、しっかり理解し、生かしていかないといけないと思います。またそれを受け渡すことも私達の仕事だと思います。この原爆を「過去にあったこと」ということだけで終わらせてはいけないと思いました。
  • 私は本当に戦争が嫌です。苦しむ人々がたくさんいたと思います。だけどその人たちは、頑張って生きてきたんだと思います。私は今平和だと思います。だけど、もっと平和な世界は作れると思うので、小野さんが言っていた、今すぐ平和にできる活動をしようと思います。今、けんかをしている友達がいるけれど、仲直りをしようと、努力をしようと思います。家族とも仲良く暮らそうと思いました。

3.被爆体験講話DVD等の制作 ~習志野市ホームページでも動画配信~

 戦後67年が経過し、戦争体験者や被爆体験者が年々少なくなっています。戦争や核兵器の恐ろしさ、平和の尊さを伝えていくため、習志野市原爆被爆者の会のご協力により、被爆体験講話のDVD等を制作しています。平成24年度末には完成し、貸し出し用とするほか、習志野市ホームページにて動画配信する予定です。

黒板の横に立ち、被爆体験講話を行っている男性の写真

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