No.44 未来のために~みんながやさしさでつながるまち~習志野【2016年3月1日号】

更新日:2022年09月29日

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 今、日本全国の自治体は、老朽化した公共施設をどうやって再生していくかという課題を等しく抱えています。本市では、大久保地区をモデルケースとして、既存の公共施設と中央公園の一体的な再生を進めており、関係者のご協力のもと、1月に「大久保地区公共施設再生基本計画」を策定しました(詳細は広報習志野にてお知らせします)。計画の策定に当たっては、事業者との対話や利用者や市民の皆様を交えたワークショップ等を経て慎重に検討を重ねてきました。この計画の最大の特徴は、民間の持つノウハウや創意工夫をふんだんに取り入れている点です。地域の価値を高めて、税収を含む経済効果とまちづくりの活性化を誘導し、かつ行政の財政負担を抑えるためのあらゆるアイデアが凝縮されています。将来にわたる施設運営を可能にするためにも、この青写真を皆様と共にしっかりと実現してまいります。

 国では「一億総活躍社会」をスローガンとして掲げ、少子化に歯止めをかけ50年後に1億人の人口規模を維持すること、そして誰もが、家庭や職場や地域で充実した生活を送ることができる社会を目指すとしています。

 全てのそれぞれの「活動」は概ね生産と消費の循環を繰り返しながら、人生はもちろん、家族をはじめ社会に関わる全てに影響を与え続けています。動きがある場所には有形無形の多様な経済が生まれ、利害の衝突を税制を含む法令の整備によって回避しながら、今日の日本のような成熟した社会が営まれています。その中で行政は、税による財源により、市民生活の環境整備や社会保障を中心に運営されています。

 このような考察に基づくと、今回の「一億総活躍社会」というスローガンは一つの目標にとどまらず「社会が存続するために達成すべき課題」という側面を持ち合わせていることが分かります。民主主義の真価が問われる時代が到来している今、関係者全てが相互理解を通じて持続可能な社会を構築していかなければなりません。

 「未来のために〜みんながやさしさでつながるまち〜習志野」は、そんな思いを集約した本市の基本構想における将来都市像です。

 もうすぐ春本番です。少し天候は荒れそうですが、方向を注視しながら翼いっぱいに風を受けてしっかり上昇していきましょう!

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