No.40 人口の変動の中で【2015年10月1日号】

更新日:2022年09月29日

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 今年は5年に一度、国の情勢を調査する「国勢調査」の年です。市内では約900名の調査員の方にご協力をいただいており、この場をお借りして関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。国勢調査は、年金や雇用など、私たちの生活と関わりの深い施策を企画立案・実施していくための基礎資料となるものです。市民の皆さんのご理解とご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 調査が始まった1920年(大正9年)当時、関東1都6県中、人口で全国10位以内に入っていたのは、東京都だけでした。それが直近の2010年の調査では、神奈川・埼玉・千葉の3県が10位以内となっており、90年間で人口分布が大きく変化した様子がうかがえます。本市においても1920年(大正9年)、当時の津田沼町の人口は1万人弱でしたが、戦後、住宅都市として大きく変貌を遂げる中で、今や17万人に達しようとしています。習志野市は、戦前は軍都として、戦後は住宅都市として、常に市外県外から来られた皆さんとともに、独自の発展を成してきたのです。本市の発展に関わった先輩方に感謝の念を抱かずにはいられません。

 国の総人口が減少に転じる中、習志野市も、2019年まで人口が増える(約17万4千人)ものの、その後は徐々に減少していくことが推計されています。本市では今、国が掲げる地方創生の枠組みの中で「地方版総合戦略」を作成しているところです。日本、特に首都圏においては、東京駅からの鉄道の延伸による開発で居住者が増え、地域経済も発展しています。近年では八千代市とを繋ぐ東葉高速鉄道、主に流山市・柏市を経て茨城県とを繋ぐつくばエクスプレス、そしてJR常磐線・東北線などを繋ぐつい最近開通した東京上野ラインにより、影響を受ける沿線各駅を中心に活気が急増しています。本市においても、東京駅まで最速27分のJR津田沼駅の南口で、新しい町“奏の杜”の誕生とともに開発が進み、若い世代を中心とした人口の流入が続いています。

 人口はまちそのもののあらゆる活気の源です。将来にわたって住みたい・住み続けたいまちとして選ばれ続けるために、より一層の魅力を放つまちづくりを、効果的に“戦略”的に進めてまいります。本市は「まちづくり」それ自体を観光資源と位置付けている都市です。皆様のご協力もよろしくお願い申し上げます。

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