自分の名前

更新日:2025年05月23日

「小筆、使いにくい…」
静まり返った教室で、4年生が小筆を使って名前を書く練習をしていました。筆を握る側の手の下に、もう片方の手を添えて、先生の書いた手本の文字をなぞります。書いているのは自分の名前。書きなれてきたはずの文字なのに、苦戦していました。

1年生の廊下には、「はじめてかいたなまえ」が掲示されています。何度も消しては書きということを繰り返したことが見える文字。こう書きたいという強い思いが感じられます。

人の前で文字を書くことは、大人になればそう頻繁にはありません。でも、名前だけは別。書いているときも、書いた文字も、人目に触れることがあります。それならば、自分の納得する文字を書きたいもの。
テストやプリントに記す自分の名前、常に「今までに書いたことのないくらいきれいに」書いてほしいと思っています。

毛筆を練習する様子
1年生の書いた「そ」の字