アナログとデジタル
2年生算数。「時こくと時間」の学習です。
子どもたちは、タブレット端末上でも、さんすうセットの時計でも、上手に針を進めて時刻を提示していました。
駅のホームから時計がなくなり、様々な場所でデジタル表示が進むなか、アナログ時計で時刻を読む。「いまどき…」と思われるでしょうか。
「7時50分?あと何分で8時なのだ?」昨年度1年生からそう聞かれたことがありました。デジタル時計には引き算が伴います。アナログでなじんでいると、針の角度で慌てるべきかどうか感覚的に残り時間が見えるので、こうした質問はあまり必要ないのでは。
もう一つ。介護の場面では、「〇時の方向に◇◇があります」という言い方もあるのだそうです。視覚を補う方向の示し方なのですね。
昨日の4年生書写学習では、先生が「2時から8時の方向に向かって、さあっとはらいますよ」と話しながら、子どもたちは「花」という字を書いていました。「うわ~、うまくなった!」という感動の声があちこちから。
アナログ、侮るなかれ。
方向だけでなく、「はらう」のか「とめる」のか、話を最後まで聞き取る力も必要です
更新日:2025年05月02日