湿地交流事業(湿地提携:豪州ブリズベン市)
湿地交流事業(湿地提携:豪州ブリズベン市)について
オーストラリア・ブリズベン市との湿地提携
1.湿地提携の目的
湿地の保全と渡り鳥の保護については、国際的な協力が必要であり、習志野市はこの視点に立ち、これまで谷津干潟の「ラムサール条約」登録及び「東アジア~オーストラリア地域、シギ・チドリ類重要生息地ネットワーク」へ参加するなどの取り組みを行ってきました。
しかし、これらだけの取り組みでは直接湿地に関わる市民や行政の国際的なものの見方を養う上で、また関わりを認識する上で十分でないとの考えから、湿地交流事業に着手しました。
そこで平成10年2月25日習志野市は、オーストラリア・ブリズベン市と両市間を行き交うシギ・チドリ類の保護と湿地の保全を協力して行うことを目的に湿地提携を締結しました。
2.交流内容について
具体的な交流内容については、2月の調印式ブリズベン市で以下の5項目が確認されています。
あわせて、湿地交流が両市及び両市民にとって、円滑にかつ効果的に行われるよう、それぞれの市が行政として「かけはし」の役割をしっかり果たしていこうという約束がされているところです。
交流合意事項
- 湿地の保全と渡り鳥(シギ・チドリ類)の保護を目的とした、湿地間の調査及び情報の交換
- 両湿地の保護に携わるスタッフの交換及び研修の支援
- 子供達の自然保護の大切さに対する認識と理解を高める事を目的とした、子供達の交流の支援
- 湿地の保全と渡り鳥の保護を目的とした、国内外に向けた啓発事業の展開
- 両市における、それぞれの地域の人々による交換訪問の支援
3.ブリズベン市について
シドニー、メルボルンに次ぐオーストラリア第3の都市。
ブリズベン川の河口に位置する港湾都市で、日本では神戸市と姉妹都市を結んでいます。人口は約85万人、面積は1,221平方キロメートルで、クィーンズランド州の州都です。
ブリズベン市内には、6つの保全湿地があり、うちブーンドル湿地は谷津干潟同様、ラムサール条約登録湿地であり、「東アジア~オーストラリア地域シギ・チドリ類重要生息地ネットワーク」参加地でもあります。
更に、開発から市民の保全運動によりまぬがれた経緯があること、市民主体の管理を行っていること、環境教育を実践していること及び自然案内ボランティアがいることなど、谷津干潟と共通する点が多い湿地です。
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更新日:2022年09月29日