災害時の行動事例について

更新日:2022年10月20日

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災害時における救出救護の行動例

  災害時は、まず第一に、救出するご自身の安全確保を最優先してください。次に各場面(状況)に応じた行動を取ってください。

1.下敷き等の被災者を確認した場合は「声をかけ、様子を確かめてください」具体的な方策としては、以下1~3の順番で行動します。

    1.倒壊建物等の外から被災者の意識の有無を確認

    2.下敷きになっていた時間の把握

    3.被災者の意識があればどの部分が下敷きになっているかを確認

※これは、圧挫症候群(あつざしょうこうぐん・挫滅症候群(ざめつしょうこうぐん)・クラッシュ症候群)の可能性に対応する救助隊・DMAT、病院へ搬送された場合の処置に必要な情報となります。

2.次に各個人としての「すぐにできる」救護のための行動としましては、以下1~4ができるように意識します。

    1.救助隊(レスキュー隊)が必要だと周りに知らせ119番通報を依頼する。

    2.負傷者への声掛け・励ましをする。

    3.体温が低下しないように毛布などで保温に努める。

    4.救助隊・DMATの活動に対する積極的な手伝いをする。

      (必ず一声かけて、与えられた指示の下で活動してください。)

また、下敷きが軽度であり、自分たちの力で救出できる場合は、以下1~3の把握に努めてください。

    1.圧迫されていた時間(何時間 下敷きになっていたか)

    2.どの部分が下敷きになっていたか

    3.何(物・重さ)によって圧迫されていたか

※行動時は、救出するご自身の安全を確保し、二次災害の防止に努めてください。

用語について

●圧挫症候群(あつざしょうこうぐん)とは

身体の一部が長時間、物の下敷きとなり、血液が通わなかった状態から急激に血流が再開することで壊死組織から有害物質が全身に広がってしまうこと

●長時間にわたり物の下敷きになるとは

2時間以上にわたり腰・腕・腿などが、がれき及び重量物の下敷き又は挟まれた状態のこと

●圧挫症候群(挫滅症候群(ざめつしょうこうぐん)・クラッシ症候群)を疑う症状とは

軽度の筋肉痛や手足のしびれ、脱力感などが発症すること

●DMAT(Disaster Medical Assistance Team)とは

厚生労働省医政局が設立した発災から48時間以内の「超急性期医療」を担う専門訓練を受けた医療チームで、災害医療への対応や、被災地医療の機能回復、フロアマネジメントなどを支援する。(主に災害拠点病院、日本赤十字病院に従事する医師、看護師、薬剤師、検査技師、事務を中心とした隊員で構成する。)

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