津波避難ビル

 千葉県が行った津波浸水予測（平成24年4月25日公表、東京湾口で10メートルの津波等を想定）によると、最短46.8分で本市に到達し、最大2.3メートルの津波高となりますが、本市における海岸及び河川の護岸高は約3.8メートル以上確保されており、概ね本市における津波浸水被害は認められないとの想定です。

 しかしながら、不測の事態における市民等の生命の安全確保を図るべく、このたび、以下のとおり津波避難ビルの指定しました。

 津波避難ビルとは、習志野市沿岸を含む「東京湾内湾」に対し、気象庁から「津波警報」(1メートルから3メートルの津波到達予測)、「大津波警報」(3メートル以上の津波到達予測)が発表されたときに、最寄りの高台や避難対象区域外（国道14号以北）まで避難する時間がない場合に、一時的に緊急避難するための施設です。

 津波避難ビルは「津波注意報（1メートル未満の津波到達予測）」の場合は開設しません。
津波避難ビルは、原則として建築物の3階以上の場所のうち、あらかじめ指定した範囲に避難者を受け入れます。あくまでも一時的な避難施設ですので、市職員の派遣や避難物資などの備蓄はありません。
 詳しくは、「習志野市津波避難ビル指定ガイドライン」をご覧ください。

なお、国道14号の近辺にお住まいの方につきましては、津波避難ビルだけではなく、鷺沼小学校グラウンド（海抜17.5メートル）、向山小学校グラウンド（海抜11メートル）など、海抜の高い国道14号以北に避難することもご検討ください。

 今後も、国道14号以南の公共施設を中心に、津波避難ビルの指定を行ってまいります。