New! ひまわり職員のひとりごと【第4話】大きな声の子ども編
ひまわり職員のひとりごと

公共の場で大きな声を出しているお子さんを見かけて、「あの子どうしたのかな?」「親は何で注意しないのかな?」と思ったことはありませんか?
【たまたまその場に居合わせた人の思い】
- もう少し、小さな声で話してくれないかな
- 親は注意しないの?
- 早くどこかに行ってくれないかな
- 「元気な子だね」と声をかけようかな?!
ちょっと待って! もしかして 困っている・・・のかも?
一見分かりにくいかもしれませんが、そのお子さんや保護者には
何か事情があるのかもしれないと先ずは想像してみたいと思います。
【お子さんの状況】
- 大好きな乗り物や好きな場所に来て、気持ちが高揚しているのかもしれません。
- 知らない大人がたくさんいて、不安だったり怖くなったりしているのかもしれません。
- 音が聞こえにくかったり、嫌いな音に反応したりしているのかもしれません。
- 声の大きさを調節するのが難しいのかもしれません。
【保護者の状況】
- 諭しても怒っても、また大きな声を出すので様子を見ているのかもしれません。
- 何度注意しても変わらない子どもの対応に疲れて、途方に暮れているのかもしれません。
- 「とにかくこの状況を乗り切れば…」と思っているのかもしれません。
- 子どもを落ち着かせたいので、保護者は冷静に対応しているのかもしれません。

うさぎ主任
「何か事情があるのかもしれない」、「あの子も何か困っているのかもしれない」といったあたたかい目で見守ることは、お子さんとその家族を応援する力になります。
ひまわり心理判定員のつぶやき&保育士のつぶやき+ネコ所長
ひまわり心理判定員

ひまわり心理判定員
大きな声を出してしまう理由として、
- 周囲の状況や相手の反応を読み取ることが苦手
- 自分の声量を客観的に捉えられない
- 気持ちの表現の仕方がわからない
- 不安の解消
- 難聴
などの理由が考えられます。
ひまわり保育士

ひまわり保育士
お子さんは、大好きな乗り物に乗ったり、いつもとは違うところに来て、気持ちが興奮しているのかもしれませんね。気分が高揚していると声が大きくなることありますね。
ひまわり心理判定員

ひまわり心理判定員
声の大きさの調整ができるようにするには、まず「どれくらいの声の大きさで話すべきか具体的に伝える」ことです。
声の大きさを可視化できるように、声量を段階で分けた表などを用いて、場面に応じた声の出し方を覚えます(例:1の声…お隣の友達と話す時の声、3の声…クラスで発表するときの声、など)。声の大きさ当てクイズなどをして、ゲーム感覚で楽しく練習をすると、習慣化しやすいかもしれません。
そして、「適切な声量で話せたときに褒める」ことにより、練習のモチベーションが上がり、声の大きさに意識が向きやすくなります。

ひまわり保育士

ひまわり保育士
お子さんと遊びを通して、ゲーム感覚で楽しく学んだ経験は、外出先でも活用できますね。保護者の方とのそのようなやりとりを周りの方も見かけた時は心が温かくなるようにも思います。
適切な声量で話せた時のご褒美として、お子さんの好きなおもちゃや絵本を用意してみるのもいいと思います。
ネコ所長

ネコ所長
「子育ては大変ですよね。」とか「お手伝いできることはありますか?」などの不安が和らぐような声掛けがあれば、困っている保護者もお子さんと落ち着いて向き合えるはず。周りの人の理解が得られ、楽しい外出にしたいものだにゃ。
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更新日:2025年01月06日