No.131 おすすめのアプリ【2025年6月1日号】

コラムのデザインを新しくしました。毎週YouTubeで発信している「市長ニュース」をイメージしています。さらに行政を身近に感じていただけるよう取り組んでまいります。

さて、この時季は空模様が変わりやすく、天気予報が気になります。また、寒暖の差が大きくなると突然の大雨など天候も極端になり急変します。そこで、今回は本市の災害対策において参考にしているお天気情報アプリ「Windy.com（通称：ウィンディー）」をご紹介します。
このアプリは欧米などの公的な気象観測機関から公表されているデータ（ビッグデータ）を集約してアニメーションで表示するもので、世界中の天候、風量や風速・雲の動き、降水や降雪、海流や潮流、波浪や海水温などの現況と予測が、世界中の市町村単位で表示できます。

本市の災害対策においても、台風の進路、集中豪雨の範囲、雷や強風などを予測する気象庁の公式な情報とこのアプリの情報を照らし合わせ、天候のパターンを複数イメージすることで、地域ごとの特性に応じた必要な対策を迅速に講じることができています。

また、任意の地点を指定して、今後の風や雨などの天候をチェックできることから、空や海の航路の検討、漁業や農業、土木や建築工事、屋外でのイベント、登山やサーフィンなどのレジャーに至るまで、公式な気象情報を補完するアプリとして、幅広い分野の人たちから支持されています。さらには、気象を理解することで地理の知識も向上することが期待できるため、社会科の学習教材としても注目されています。なお、ご紹介した情報は無料（広告あり）で見ることができます。

現代はまさに情報化社会のど真ん中で、デジタルの利便性は競争を伴ってますます進化しています。一方、情報の氾濫による混乱も指摘されていますが、情報量がさらに多くなれば偏りが少なくなり改善されていきます。そして、多彩な理解が広がるほど新たな進化が生まれます。

今後、多様化、個別化がより進み、さまざまな課題が山積する中で、情報やデジタル技術との向き合い方が重要となります。進化する毎日で、日常的にデジタルを賢く活用していきましょう。