No.118 地域のイベントに出かけよう(=最も身近な防災・防犯)【2024年2月1日号】

更新日:2024年02月01日

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1月1日に発生した能登半島地震により、犠牲となられた方への哀悼と被災に関わるすべての皆様に心よりお見舞い申し上げます。本市においても、職員や給水車両などの派遣、市営住宅の提供など被災地域の安全確保、一日も早い復旧復興を支援してまいります。
私達の住む地域でもいつ大地震が起きてもおかしくありません。今、このコラムを読み終えた瞬間かもしれません。
習志野市の特性として平日の昼間は、ご家族の多くが東京など市外で活動しており、自助・共助が利きにくいリスクがありますが、市役所の職員は庁舎で勤務しているため、避難所の開設や情報収集・発信体制は整えることができます。
一方、夜間や休日は、市役所職員はそれぞれの住所で生活しているため、交通不能や職員自身が被災している可能性もあり、対応の多くは自助・共助に頼ることになるかもしれません。
幸い、本市は人口密度が高く、全域に町会・自治会が満遍なくあります。そんな習志野市におけるお勧めの対策は「地域のイベントに参加すること」だと私は思っています。
人間の脳は、基本的に見たり聞いたりした事をできる限り覚える特性があるそうで、その後場面が一致すればよみがえるように思い出されるのだそうです。
災害、特に地震は日時場所を選ばずに突然来ます。出先や車内かもしれないし、在宅でも入浴中かもしれません。震災は偶然が重なるので、時には備えが無意味になります。
そのため、混乱の最中でも思い出した記憶で自然に動けることが大切であり、より多くの身近な体験を積み重ねておくことが必要です。不安な状況で、目の前に現れた人が知っている人なのか、そうでない人なのか、その差は歴然です。
現在、地域の行事が復活してきました。この機に、日頃から地域に出向いて、1人でも多くの方と顔見知りの関係を築いていただければと思います。
自然災害の発生はそれ自体を防ぐことは難しいですが、災害を想定し、準備することで「減災」に取り組むことはできます。これは防犯にも通じます。
“災害(被害)を克服する強靭なまちづくり”のために地域のイベントに出かけよう!
少し極端かもしれませんが思いを綴らせていただきました。

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