No.107 ごみ処理を考え取り組む10年、その第1歩 【2022年10月1日号】

暑さもやわらぎ、過ごしやすい秋の始まりを感じています。振り返りますと、今年の夏は、6月下旬の史上最速の梅雨明け（後に、7月23日に修正）で始まりました。記録的な猛暑が続き、全国的に熱中症による救急搬送事例が多く報告され、そこに新型コロナウイルス感染症の「第7波」が重なり、救急搬送に長時間を要してしまう事例が発生するなど、深刻な影響がありました。本市では、臨時的に救急隊を1隊増設し、9月19日まで対応しました。このような状況の中、様々な要請にご協力をいただきありがとうございました。

一方で、3年ぶりに行動制限がない夏休みとなり、久しぶりに開催された市内各地域のイベントにも訪問させていただきました。どのイベントも、まるで休んだ3年分を取り戻すような大盛況でした。

さて、9月から市内全域で家庭ごみ収集のうち、ペットボトルの出し方（回収方法）を変更しました。皆様にはごみの分別や集積所の管理に加え、ネット袋の設置についてもご協力をいただいており、誠にありがとうございます。お手数をおかけいたしますが、ご理解いただきたくお願い申し上げます。

本市では、区域内から発生する一般廃棄物（主に家庭ごみ）の処理・処分についての基本事項を、「習志野市一般廃棄物処理基本計画」として今年度あらためて策定しました。目標年度は令和13年度（2031年度）としております。これからの10年を、市民・事業者・行政が一体となって、みんなが何らかの役割を果たしながら環境負荷が少ないごみ処理体系の実現を、循環型社会の構築を中心に目指していく期間としております。今後の「ごみ処理はどうあるべきか」「し尿を含む生活排水処理はどうあるべきか」、更に「芝園清掃工場の老朽化対策」等、様々な課題に皆様と一体となって取り組んでまいります。

ペットボトル収集の変更は「持続可能な清掃行政をめざす10年計画」の第一歩です。これからもSDGs、いわゆる「持続可能な開発目標の達成」に積極的に関わっていきます。新しい分別による収集の定着に引き続きご協力をお願いします。
 

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