No.100 インフルエンザ、今年も激減 【2022年2月1日号】

 令和4年は、未だコロナ禍という不安のもと新たな年を迎えました。
 年始は例年数多くの行事が行われます。今年は、会食や密によるリスクが懸念されることから新春賀詞交歓会は2年続いて中止といたしましたが、消防出初式や成人式については無事に開催することができました。消防出初式は部隊観閲をなくし式典のみに、また、成人式は昨年に続き2部制としました。これらはコロナ禍でできることを模索し検討を重ねた結果であり、開催にあたり感染対策に御理解と御協力いただいている全ての皆様に、心から感謝申し上げます。

 今年の新成人は、進学や就職といった人生の新たなステージに進む時期と新型コロナウイルス感染症拡大の時期が重なりました。新たな環境で、友人を作るにも苦労したのではないでしょうか。一方で、今まで当たり前だと思っていたことが決して当たり前ではなく、むしろ有難いことなのだと感じる機会も多かったと思います。成人式では、7つの中学校の代表者が新成人の抱負を話されました。いずれも、このような状況だからこそ、今できることに一つひとつ取り組み、諦めることなく半歩でも前に進み続けていく前向きな決意と責任を感じました。これからの時代を共に担う仲間として、力いっぱいのエールをお送りします。

 さて、コロナ禍の生活も2年が経ち、コロナ疲れを感じる人もいるのではないでしょうか。こまめな手洗いやマスクの着用など、生活の一部として定着し慣れているように思っていても、どこかでストレスを感じてしまうものです。
 コロナにもストレスにも負けず、心身ともに健康であるためには規則正しい生活リズムと十分な睡眠時間が重要です。私も規則正しい生活を意識しながら、適度な運動とバランスのよい食事、また身体を冷やさないように注意し、免疫力アップに努めています。
 免疫力を高めることは、コロナに限らずさまざまな感染症や病気の予防につながります。ワクチン接種以外にも日常生活の中で免疫力を上げましょう。
 インフルエンザの報告数は今もコロナ禍前と比較して激減しており、現在行っている基本的な感染対策が効果を発揮していることは明らかです。

 一方、オミクロン株と見られる新規感染者が急増しています。
 感染による重症化リスクは低いという報告もありますが、解明の途中であり注意が必要です。
 濃厚接触者も同数以上に急増していると考えられ、医療体制が従事者不足によりひっ迫することをはじめ、あらゆる方が出勤できないことにより社会活動全体が停滞する可能性があります。

 皆様、どうか引き続き基本的な感染対策を徹底してください。