No.97 未来への助走 【2021年10月1日号】

 このほど、広報習志野のデザインをリニューアルするとともに、フルカラーに一新いたしました。これからも見やすい・伝わりやすい紙面づくりに努めてまいりますので、引き続きご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

 東京2020オリンピックで日本の体操男子団体競技のキャプテンとしてチームを銀メダルに導き、個人でもあん馬競技で銅メダルに輝いた萱和磨かやかずま選手（習志野高校体操部出身）の活躍は、私たちみんなに勇気を与えてくれました。
 最高の舞台で「いつも通り」の安定した演技と、「いつも以上」に力強くチームを鼓舞し貢献する姿を画面越しに目にして、とても感動しました。
 萱選手は習志野高校在学中から国際大会等で常に好成績を収めており、色々な機会に会ってお話しすることがありました。当時からとても素直で優しい雰囲気を持っており、一方では高校生らしい天真爛漫さもあわせた、爽やかでひたむきな姿の中に、習志野高校の精神である「雑草の如く逞しく」を体現したような芯のある印象が強く残っています。
 先日、快挙の報告のため市役所を訪れてくれました。2つのメダルを胸に、世界を代表するアスリートとして、チームを栄冠に導いたキャプテンとして、一段とたくましく成長した姿に、あらためて感動を覚えました。萱選手はすでに次の飛躍をまっすぐに見据え、助走を始めています。これからも注目し、みんなで応援していきましょう！

 現在、市の新型コロナワクチン接種が、週あたり7千回を超えるペースで進捗しています。速やかな接種の実施にご協力いただいている市民の皆様、医療従事者をはじめ、ご尽力いただいている全ての皆様に、改めて感謝申し上げます。
 繰り返しのお願いですが、接種後も感染して人にうつしてしまう恐れがあります。ご自身は発症しなかったり重症化を防ぐことができても、他の人が安全だとは限りません。なので、「感染したとしても他の人にうつさない」ための対策をしっかり続けてください。感染症を乗り越えた未来をみんなでしっかりと見据え、進んで行きましょう。