No.86 自らやるべきことを思考する 【2020年9月1日号】

更新日:2022年09月29日

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 7月は局地的な豪雨により各地で甚大な被害が発生しました。犠牲になられた方々に哀悼の誠を捧げますとともに、被害に遭われた全ての方々にお見舞い申し上げます。
 ようやく梅雨が明けた8月は、連日の猛暑で熱中症に警戒し、これからは台風シーズンを迎えます。そして市では並行して、新型コロナウイルス感染症への対策を実行しています。様々な心配が必要な時ですが、私たちに必要な心構えとは何でしょうか。
 私は日頃「自らやるべきことを思考する」ということに集中しています。情報の量が無限ともいえる現在の情報化社会では「自分のやるべきこと」「自分でコントロールできること」を能動的に選択できます。それは防災危機管理面でも同じです。
 人は「情報がない」と「行動ができない」という不安に陥り、自分でコントロールできないことを自覚したり、それに執着してしまうことで、イライラはさらに大きくなるのだそうです。
 今は「情報がない」のではなくて「的確な情報を探せていないのではないか」ということを疑う時代とも言えます。一方、情報化が進み多様化した現代社会は、それぞれの行動を的確に規制することが困難でもあります。これはまさに今、国や自治体が悩んでいる部分でもあります。
 このことからも自らがやるべきことを自ら判断できるようになる必要があるのです。

 7月2日未明、関東地方上空で大火球(かきゅう)が目撃され、13日に習志野市内で隕石が発見されました。「落ちたばかりの隕石」ということが立証され、国内で初めての「目撃された火球が隕石として発見された事例」、かつ世界的にも大変珍しいこととして発信されました。
 「習志野隕石」として登録申請されるなど明るい話題となっている中、一方で大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」を連想し、この隕石が大きな物であったら大惨事となっていた可能性も考えました。
 私たちの身の回りに起こる出来事には、発生がある程度予測できるもの、実態がよくわからないけれど現実に起きているもの、何の予兆もなく突然起きるものなど様々あることを実感している毎日です。あらためて私は、様々な事態を想定し市民の皆様の生活を守る施策の実行こそ「市長のやるべきこと」として集中し、全力を尽くしてまいります。

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