No.85 新たな日常へ向かって 【2020年8月1日号】

更新日:2022年09月29日

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 終戦から三四半世紀(75年)が経ちました。
 今年は大きな区切りの年ですが、毎年8月6日・9日に秋津公園の平和の広場で行う「原爆死没者慰霊および平和祈念式典」は中止とし、献花台の設置のみとする苦渋の決断をしました。新型コロナウイルス感染症対策と熱中症対策を両立させ、出席者の安全を確保するための準備が十分にできないと判断したためです。7月から10月にかけて市内の公民館・図書館などを巡回する予定だった「核兵器廃絶平和都市宣言記念展」も、同様の理由により市庁舎のみの開催に縮小しました。
 なお、6日午前8時15分と9日午前11時2分の原爆投下時刻、そして15日終戦記念日の正午に市内全域へ放送している黙とうの呼び掛けは、今年も実施します。それぞれの場所から、願いを込めた祈りをお願いします。
 また、毎夏、市内の町会自治会などが主体となって開催されている夏祭りも、今年は中止の判断をしたところがほとんどのようです。そして、今年に限り11月に予定していた市民まつり「習志野きらっと」も、同様に感染症対策などが困難なため中止との判断に至りました。
 新型コロナウイルスに対する市の施策は、これまでの広報紙にも掲載している通り感染対策と経済対策を並行して進めていますが、時にそれぞれが対立関係にあるように受け取られます。しかし、これらは2つとも日常の平穏な生活に近づいていくための対策であり、例えるなら車の両輪です。常に「感染予防」と「経済」の2つが両立する方法を模索しています。
 今回のコロナ禍のように、人々の平穏な日常を脅かしたり不安や憎悪を抱かせたりする出来事は、我々の予測を超えたところからも起こりうるものです。しかし視点を変えれば、まさに新型コロナウイルスがそうであるように、そうした惨禍の発生源は身近な日常の営みの中にあることも多いものです。みんなで立ち向かい、悲観せず、「新しい生活様式」を実践する中で前向きな解決策を探れば、必ず次へ進化できると信じています。

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