No.89 動画発信の効果 【2020年12月1日号】

 令和2年は世界中がコロナに翻弄された年でした。国内での感染が最初に報じられたのは今年1月のことでしたが、この時点で現在の状況を正確にイメージできていた人はいなかったのではないかと思います。私も同じです。
 私は、現状や対策の「情報」を早く・適切に・わかりやすく「伝える」ことを常に念頭においていますが、コロナ禍においては「直接対面して伝える」ことに制約を受けています。
 これに対応する手段のひとつとして、インターネットによる動画発信に、これまで以上に力を入れています。感染症の拡大という特殊な状況の中で動画視聴時間が増加している傾向もあり、皆さんにとっていちばん身近かつ信頼できる方法で発信する必要をあらためて感じたのです。
 私自身が直接最新情報をお届けする「市長ニュース」や、乳幼児のための「いっしょにあそぼう!」、高齢者向けの「おうちでできる簡単体操（高齢者支援課でDVDも配布中）」など外出自粛の影響を受ける方への配信を多数行っています。小中学校が休業中の4月に始まった「習志野市学習応援サイト」では、家庭学習に取り組む子どもたちのための学習動画を配信しています。予習復習にも役立つと思いますので、活用してください。
また、改善意見もお寄せください。

 機器に不慣れな方もいると思いますが、逆にこの機会を逃さずにぜひ苦手意識を克服してください。
 なお、平成29（2017）年に習志野市PR動画として制作した「レッツゴー習志野オフィシャルミュージックビデオ」は、先日の広報でもお伝えした通り、本年9月に再生数100万回突破という快挙を遂げました。市（自治体）の発信するコンテンツとしては全国トップクラスの「最高視聴率」です。
 コロナ禍で社会が縮小しがちな現在ですが、これまでにない何かを始められる局面でもあります。その第一歩としても、ぜひ動画発信をお役立ていただき、前向きで新しい日常を充実させていきましょう。