No．72 新年を受動喫煙のない「健康な年」に【2018年12月1日号】

 今年も残すところ1カ月となり、年末年始特有の慌ただしさが予感される今日この頃です。

 年明けには元日から、「習志野市受動喫煙の防止に関する条例」が施行されます。

 今年7月に改正された健康増進法では、多くの人が利用する施設等について、屋内禁煙や、敷地内禁煙などの規制が定められました。飲食店等でたばこを吸わない人が受動喫煙してしまうことのない環境づくりが全国で進められます。

 習志野市の新たな条例は、これに加えて、道路や公園等といった、誰もが利用する空間において、通行者や子どもたち等が煙にさらされることのない環境を作るための内容となっています。

 詳細は市ホームページ等をご覧いただければと思いますが、市内の駅周辺や子どもが多く利用する学校等の施設近くの道路や公園等を「重点区域」として指定し、喫煙禁止とします。また、私有地であっても道路等に煙が流れ、通行中の人が煙を吸ってしまうことが明らかな場合には、たばこの火を消す等の配慮が必要となります。

 この条例は、喫煙それ自体を排除するのではなく、皆さんが生活や仕事の中で吸いたくない煙を吸わない、吸わせないで済むようにルールを決めたものなのです。

 喫煙する人にとっては、吸える場所が限られることによって不便を感じる一面もあるかもしれませんが、喫煙する人としない人が互いに違和感を抱かず、快適に暮らすことができる仕組みが大切です。

 これからの毎日を、受動喫煙を防ぐということをテーマに、みんなで協力し、新年を精神的にも身体的にも健康な年にしていきましょう!!

 12月は市内がさまざまな行事や催事で賑わいます。寒さに負けず、精力的な年末年始をお過ごしください。