No.57 「体験」「実感」「愛着」徒然に【2017年7月1日号】

更新日:2022年09月29日

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 5月28日(日曜日)、本市藤崎にある森林公園内の池を大掃除しました。生息する在来種の保全のため、水を抜いて外来種を捕獲しようというテレビ番組の収録と併せた企画で、公園を愛する地元の皆さんをはじめ総勢70名にご協力いただき、私も胴付き長靴を履いて一緒に作業を行いました。池の底には泥が堆積し、一歩踏み入れると太ももまで埋まる、その足を力ずくで抜きながら歩き、コイなどの魚やカメなどさまざまな生き物を捕獲しては荷揚げし、久々の体力大勝負でした(2日後に筋肉痛…)。捕獲した生き物の大半がブルーギルやアメリカザリガニ、そして祭りの屋台で売っていた小さなミドリガメが肥大化したミシシッピアカミミガメなどの外来種であることに驚くとともに、一方で、ナマズやスッポン、モクズガニなどの在来種も捕獲されるなど、池に生息する生物の多様性と、生態系が乱れるメカニズム、そして改良する方法と保全する意義を真剣に学んだ機会でした。

 6月10日は習志野市が制定した「谷津干潟の日」です。宣言してから20周年の今回は土曜日でしたので「谷津干潟の日フェスタセレモニー」をはじめ、谷津干潟自然観察センターにてさまざまなイベントが盛大に開催されました。谷津干潟は千葉県で唯一の国際条約登録湿地です。北半球と南半球を往来する渡り鳥が休息する谷津干潟は、年間を通じてさまざまな国旗を背負った鳥たちで賑わうハブ空港です。その休息地を支えているのは干潟に潜む二枚貝などの底生生物です。こちらも大いに自然の多様性を、またそこから生まれる賑わいを実感できた機会でした。

 新庁舎で業務を開始してから1カ月以上経ちました。日々業務が進行していく中で、利便性の向上を実感しています。と同時に、多くの機能が備わったこのような大きな施設が、起工からわずか1年3カ月で竣工したことの凄さを感じています。基礎、鉄骨、鉄筋、コンクリート、外壁、配線や配管、内装や床面、什器の設置と搬入などなど多くの工程を、安全第一で従事する作業員を適正に配置しながら計画的に施工してきたのです。工事現場に毎日100人以上、全工程で延べ約7万5千人が携わって完成するに至る軌跡を想像した時、文明の多様性と総活躍が呼応しながら大きく循環するイメージが頭の中に浮かびました。それぞれ、ご理解ご協力ご支援いただいた皆様に心から御礼申し上げます。

 どれも習志野市の大切な資源です。みんなで活用しましょう。

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