No.54 新たな道へと進むとき【2017年3月1日号】

更新日:2022年09月29日

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 2月12日から14日までオーストラリアのブリスベン市を訪問しました。ブリスベン市のブーンドル湿地と本市の谷津干潟はともに湿地の保全に関する国際条約(ラムサール条約)の登録湿地であり、両地を行き交う水鳥が多いことから親交が深まり、平成10年2月に水鳥の保護や湿地の保全を目的として提携協定を締結いたしました。以降5年毎に5カ年行動計画を含めた協定を結び、湿地交流を行ってきており、今回の訪問は第3次計画が満了したことにより協定を更新するために訪問しました。

 今回締結した協定の特徴は、互いの市民ボランティアを主体とする交流に行政が後方支援を行うこと、期限等を設定しない永続的な関係を明記したことです。ブリスベン市は南半球に位置するので季節も日本と真逆の真夏。しかも今年は連日気温が35度を超える特別な猛暑でしたが、風が心地よいブーンドル湿地で開催された調印式にてグラハム・カーク市長と情報交換し、生物の多様性を考えることを通じて社会が進化していくことの重要性を共有しました。今後とも両市の市民ボランティア活動を中心とした水鳥の保護と湿地の保全活動の推進に基づいた親交を通じて豊かなまちづくりに邁進してまいります。

 2月18日に習志野市民カレッジの卒業式を執り行い、学長である私から卒業する皆さんに卒業証書を授与いたしました。市民カレッジは地元習志野について学び、卒業後は地域で自発的に積極的に活動できるようになっていただくための学習の場です。各年、最後の過程ではグループごとに成果発表を行っていただくのですが、それぞれテーマに沿った大変素晴らしい内容で、毎年精度が増しています。しかし一方で行政を批評する情報に流され易くなっている実情も見受けられました。情報化・多様化が加速する社会において、市職員も行政の情報を簡便かつ正確にお伝えしなければならないという意識を高く持たなければならないことを認識しました。市民カレッジを通して、まちづくりに関わる全ての皆さんが、まちづくりへの高い意識を共有し実践し実現できることが目的です。皆さんの参加をお待ちしております。

 3月は卒業シーズンです。これまでに過ごした人との別れが寂しい一方で、振り返って気が付くさまざまな事から刺激を受け、前進するための原動力が得られる機会です。時間は確実に前に進みます。新たな門出を迎える皆さんは、常に気持ちを前向きにして新たなスタートを迎えてください。どんなに長い歴史や伝統にも最初の一歩があるのです。

 それも健康があってのことです。花粉症の皆さんには辛い時期ですが前向きに取り組みましょう。

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