No．53 春はあけぼの…【2017年2月1日号】

 早いもので、平成29年も1カ月が過ぎました。皆さんはどのようなお正月をお過ごしになりましたか? 今年は元旦が日曜日だったこともあり、新年のイベントが松の内に集中し、特に「スタート」を実感するお正月でした。また、1月5日には耐震改修のために近隣施設で暫定使用となっていた「こどもセンター（鷺沼）」のリニューアルオープニングセレモニーが行われ、たくさんの親子と関係者にご参加いただく中で新しい施設と広々とした園庭が披露されました。元気いっぱいに所内を駆け回る子どもの姿を見るのは3年ぶりです。これまで同様に「子育て支援コンシェルジュ」も常駐しています。子育ての相談、子育て支援のサービスの紹介なども実施していますのでお気軽にご相談ください。

 早速、素晴らしい成果もありました。習志野高校男子バレーボール部が、春高バレー全国大会で見事、第3位に輝いたのです。年末年始に厳しい練習を積み重ね、大会が始まり、有力校を突破して準決勝に挑みました。残念ながら対戦した駿台学園高校（優勝校）に敗れはしたものの、予選から1セットも落としていなかった王者からセットを奪う大健闘を遂げました。選手たちは試合を重ねるごとに自信に満ちあふれ、まさに逞しく、習志野の王冠たる姿を全国に見せてくれました。また、場内では吹奏楽部による日本一の応援も奏でられ、県内外から集まった多くの習高ファンとともに習志野の名が全国に広がりました。

 今年は4月末の新庁舎竣工の他、学校の周年行事が多い年です。1月28日に袖ケ浦西小学校の創立50周年記念式典が開催され、多くの方々とともにお祝いしました。他校にはない大きな特色である「鹿の飼育」を通して育まれた子どもたちが、地域の皆様の温かさに見守られながら大人になり、一緒に地域を支えている様子が印象的でした。この他、年内に中学校では第一中学校が創立70周年を迎え、第五中学校と第六中学校が40周年を迎えます。そして、高校では習志野高校が60周年を迎えます。このように習志野市内の大半の学校区がお祝いムードに包まれ賑わいます。地域を平和に豊かに持続するための原動力である教育（学習）が、学校を介してすべての人に生涯にわたって影響することで地域が振興し現在に至っています。習志野市にゆかりがある方もそうでない方も、この機会にぜひ、家庭と地域と学校が融和した雰囲気を感じていただき、「文教住宅都市」を実感していただければ幸いです。

 冬も終わり、これから暖かくなります。楽しみです。