No.48 今年は国際姉妹都市提携30周年です【2016年8月1日号】

更新日:2022年09月29日

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 習志野市が唯一提携している国際姉妹都市をご存知でしょうか? アメリカ合衆国アラバマ州タスカルーサ市です。アメリカ本土の南東部、コカ・コーラの本社があるジョージア州アトランタ市の空港から西へ320キロメートルの場所にあります。320キロメートルというと、市役所から福島県庁までの距離と同じです。アラバマ州と言えば本場アメリカンフットボールの名門の一つであるアラバマ大学がありますが、まさにその所在地がタスカルーサ市です。市名の「タスカルーサ」は「黒い勇士」を意味するアメリカ先住民の 酋長(しゅうちょう)の名前だそうで、市の面積は本市の8倍弱(約156平方キロメートル)、人口は半分強(約10万人)です。地
形は平野で、森林・湖・住宅・大学がある「サザン・ホスピタリティ」あふれるアメリカ南部の心意気を感じられる風光明媚な街です。

 今から30年前の1986年、日本が世界経済で大活躍していた時代にタスカルーサ市内の国際企業と日本企業との関わりが深まってきた頃です。当時のタスカルーサ市のデュポン市長が来日して習志野市へ来訪し、直後に当時の三上文一市長(故人)が現地に赴き、(1)両市ともに他国との提携がなかったこと (2)大学をはじめ教育と住環境を基軸としたまちづくりが展開されていること (3)互いの文化や歴史に前向きな関心を持っていること等の共通点が確認されたことから友好関係の締結に至りました。

 以後、高校生を中心とした青少年交流を隔年ごとに実施するなど、交流を深めています。ちなみに習志野高校吹奏楽部も数回タスカルーサ市を訪れており、日本一の演奏を披露しています。また、アメフト繋がりでは、本市に所在するオービックシーガルズも一昨年に遠征試合を行いました。

 今年は6月にタスカルーサ市からの青少年訪問団が市内の家庭にホームステイしました。実際の日本の生活を経験して、本市をはじめ国内での滞在が彼らにとって一生忘れられない思い出となったようです。ホストファミリーを引き受けてくださった皆さんに心から感謝申し上げます。

 本市の高校生も8月3日(水曜)までタスカルーサ市内で語学研修に参加し、現地の一般家庭にホームステイ中です。

 私も、議長、教育長と共に記念行事にお招きいただき訪問団の一員として10年ぶりに23日(火曜)から訪問します。また、10月27日(木曜)にはタスカルーサ市公式訪問団が本市を来訪します。

 多様化が進む今日、さまざまなことを互いに理解し尊重し前向きに進化させていく努力が必要となっています。特に将来を担う皆さんに貴重な経験を積み重ねてほしいと願っています。

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