No．50 未曾有の災害への対応【2016年10月1日号】

 はじめに、台風や自然災害により亡くなられた方への弔意と、被災された皆さまや関係者に心よりお見舞いを申し上げます。一刻も早い復旧を願っております。

 東北、北海道地方に甚大な被害をもたらした台風10号は、八丈島近海で発生した後、沖縄方面へと西に進み、その後、Uターンして東へ進路を変え、東北地方の太平洋側から上陸しました。この台風の動きは気象庁の観測史上初めてのことです。

 一方で、例年、「台風の通り道」とされている石垣島（八重山地方）には8月以前に台風が通過しておらず、日本最大のサンゴ礁である石西礁湖(せきせいしょうこ)付近の海水温が高い状態のままで、サンゴの白化現象が進み、半数以上のサンゴが死滅してしまう恐れがあると報道されていました。台風が来ないことによって貴重な自然が破壊されてしまう現実もあることを知りました。

 今後、温暖化の影響によって海水温が上昇し、これまでにない「スーパー台風」が日本に上陸する恐れがあるといわれています。今までに経験したことのない何かが起こらない確証はありません。情報化が進んでさまざまな予測ができるこの時代、特に天気に関する情報は格段に進歩しています。みんなで情報を共有することが防災の要です。私たちも日頃から正確な情報の収集と発信について日々研鑽しているところです。

 めっきり秋です。10月は市民総合体育大会の各競技をはじめとしたスポーツ、各公民館で開催される文化祭など、沢山の行事が予定されています。私もできる限りお伺いさせていただきますので、ぜひ、市民の皆さまもさまざまな行事に参加して「秋」を満喫してほしいと思います。

 秋の味覚が食欲をそそるこの季節、栄養過剰になりがちですので、体重管理に気を付けます。（私事）