No.47 活動の夏【2016年7月1日号】

更新日:2022年09月29日

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 6月5日、スポーツ推進委員連絡協議会主催の「オール習志野歩け歩け大会」に参加した時の出来事です。市役所から出発し茜浜の海岸を歩行中、くちばしに釣り糸が絡み傷も負っていた鳥を保護された方に遭遇しました。私は早速その鳥をお預かりし、谷津干潟自然観察センターに運び込みました。センターでは「谷津干潟の日フェスタ」が開催されていたこともあり、幸運にもすぐに関係者に診ていただき、野鳥病院(市川市行徳)に搬送することになりました。大きさは鳩くらいで鳥の名は「ハシボソミズナギドリ」という、オーストラリアから飛来した渡り鳥だということが判りました(翼長は1メートルもありました)。ほとんどを海上で過ごす鳥だそうですが、この鳥は捕食経験が乏しい幼齢で、釣り糸が絡んで衰弱し、強風にあおられて陸上に墜落してしまったようです。世界各地から何千キロも飛行する渡り鳥にとって谷津干潟は補給の場所だという話は何回も耳にしていますが、自分の手の中にいる鳥の美しさと温もりに触れ、あらためて干潟の大切さを実感したとともに「人間の仕業が容易に自然を破壊してしまう現実」を覚えました。保護していただいた方への御礼と、野鳥の回復を祈ります。

 さて、今日から7月です。梅雨に入っても、雨が極端に少なく水不足が深刻です。一方、このような年は終盤に活発化した前線や台風による集中豪雨が発生する傾向があるようです。風水害に警戒です。天気予報で情報を入手し共有する、排水口が詰まらないよう掃除する、風で飛ぶ物を除去するなど、自・共・公助それぞれで油断のない対策が必要です。また、例年この季節は、食中毒などの感染症が発生する時期ですので衛生管理にも万全を期してください。

 梅雨が明けると夏も本番です。“習志野の夏”といえば、恒例の市民まつり「習志野きらっと2016」が、17日(日曜)に開催されます。毎年、市内各地でまちづくりに情熱を寄せる皆さんが全員集合し、ここで大いに盛り上がり、各地域の夏祭りや秋祭りのイメージを互いに膨らませながら、それぞれの賑わいに繋げていくのです。23回目となる今年は新庁舎建設工事の関係で、エリアを分散した開催となりますが、例年通り盛り沢山のイベントが予定されています。是非、会場に足を運んで、賑わいの一助を担っていただきたいと思います。

 夏は人や物が最も動く時です。今年もまた新たな刺激で起こる多様な「化学反応」によって時代が進化します。みんなで盛夏(成果)を楽しみましょう。

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