No.19「ラムサール条約登録20周年を迎える谷津干潟」【2013年6月1日】

更新日:2022年09月29日

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 平成5年6月10日、谷津干潟はラムサール条約の登録地になりました。今月で登録から20周年を迎えます。ラムサール条約は、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地およびそこに生息・生育する動植物の保全を促進することを目的としています。谷津干潟は、都市部の真ん中にある世界でも珍しい湿地であり、渡り鳥のオアシスとなっています。一年を通してたくさんの渡り鳥が、シベリアなどの寒冷地とオーストラリア・東南アジアなどの温暖地を往来している中で、谷津干潟はちょうど中間地点に位置することから、休息地・補給地としての役割を担っています。1年間に谷津干潟の周辺で確認される水辺の鳥は約70種、全ての鳥を含めれば約110種にものぼるそうです。
 先日、JCN 船橋習志野で放送しているテレビ市長室の収録で、谷津周辺を歩く機会がありました。幸い天候に恵まれ、柔らかな日差しを浴びながら谷津駅を出発し、谷津遊路商店街のどこか懐かしい街並みを抜け、先日国民栄誉賞を受賞された長嶋・松井両氏が所属していた読売巨人軍発祥の地のモニュメントで歴史に触れ、谷津バラ園を散策し、谷津干潟まで歩きました。谷津干潟の外周には約3.5キロメートルの観察・散策コースがあり、訪れた方々が気軽に気持ちよく自然を体感できるようになっています。私も心地よい汗をかきつつ、谷津干潟自然観察センターの双眼鏡からうかがえる渡り鳥が餌をついばむ微笑ましい姿に、しばし時間を忘れ見入ってしまい、自然が織りなす光景に癒されてきました。
 世界的にもとても貴重な財産である谷津干潟を守り、次世代へ残していくためには、環境省や習志野市だけでなく皆様のご理解、ご協力が不可欠です。ラムサール条約登録20周年に際し、たくさんの記念行事が企画されております。屋外を散策する絶好の時期に自然に触れ合い、自然の尊さを再認識していただき、商店街でお買物も楽しみながら、心も身体もリフレッシュしていただければと思います。

沢山の渡り鳥が谷津干潟から飛び立っている写真

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