No.9「基軸をしっかりとするために~市庁舎の今後~」【2012年6月1日】

更新日:2022年09月29日

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 習志野市は今年、市制施行58年を迎えます。6代目の市長として市政を預かる私は、ひとつの決断をしました。それは、市庁舎の一時移転と建て替えです。
 昭和29年8月1日に津田沼町から習志野市になって、ちょうど10年目の昭和39年に今の市庁舎が建てられ、48年が経過します。人口は建設当時の約6万人から16万人に増加し、窓口等の機能の分散化や老朽化などのため、以前から新庁舎の必要性について検討をしてきました。そのような中、東日本大震災の影響により、柱・壁・梁・床のひび割れ、最大で5.5センチメートルの床のたわみ、68枚のガラスの破損など大きなダメージを受け、耐震性能の指標となるIS(あいえす)値は平成5年に0.42であったものが、0.30に低下しました。この数字は震度6強の地震で倒壊または崩壊する危険性があることを示しており、このままでは将来起こるであろうといわれている大地震に対応することができなくなってしまいます。東日本大震災では、地震発生直後の約2〜3時間、庁舎からの避難を余儀なくされ、業務が停滞してしまいました。東北地方の被災地を見ても、庁舎に被害があった自治体があり、行政機能を失うことの重大さは明らかです。
 物事を確実に行い、成果を出すためには、軸がしっかりしていることが必要です。市役所でいえば軸は庁舎であり、災害時の対策本部として、市民サービスの拠点として役割をきちんと果たさなければなりません。そこで、まずは本年10月をめどに旧クレストホテル(京成津田沼駅南口駅前ビル)に5年ほど庁舎機能の一部を移転させていただき、あわせてその間に新しい庁舎の建設を進めていきたいと考えています。
 庁舎建設にあたっては、市民の皆様、議会の皆様と力をあわせ、「みんなでつくる市庁舎」を基本的な考え方に、旧習志野高校跡地(市役所前グラウンド)を第一候補地として未来に誇れる庁舎を造ってまいります。
 5・6ページでは、市民の皆様にアンケートをお願いしています。ぜひ、ご意見をお寄せくださいますようお願いいたします。

手前の池から撮影した市庁舎の建物の写真

築後48年となった市庁舎

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