No．8「まぶしく光り輝く」【2012年5月1日】

 平成24年度がはじまり早や1カ月が経過しました。陽光がとてもまぶしく、新緑が鮮やかに感じます。市長に就任して2年目となりますが、就任当時を振り返り、改めて身を引き締めているところです。
 さて、4月は新たな出会いの季節でした。年度初めにあたる4月2日、厳粛な雰囲気の中、緊張を肌に感じながらも希望に胸をふくらませた47人の職員一人ひとりに辞令を交付し、次のような話をしました。
 『今日から皆さんは習志野市の職員となりました。つまり市民全体の奉仕者となったわけです。情報化社会により市民ニーズが多様化、複雑化している中にあっても、市民全員に公平、公正、公明に対応しなければなりません。
 職務、職階、職責の3つをしっかり認識し、今自分が「何を」「どのような立場で」「どのように果たすか」を常に意識して、与えられた役割を全力で担いましょう。
 市役所が信用されるには、まず職員が信用されなければなりません。外見においては、身だしなみ、話し方などすべてが常識的あるいは模範的であることが必要です。内面には、「優しさ」「潔さ」を備えていなければなりません。「優しさ」とは、怒らない、見下さない、否定しないということであり、「潔さ」とは、清く、正しく、素直に応じるということです。これらは、あるべき「人」の姿であり、公共の福祉を実現する公務員の姿なのです』
 そして、最後に改めて『習志野市は東日本大震災で大きな被害を受けた市民が、今もなお不自由な生活を強いられています。本市にとって本年度は復興元年であり、全市一丸となって歩みを進めているところです。皆さんは今日から市民の平和、安全・安心を担う立場になります。役割をしっかり自覚し、業務にあたってほしい』と激励しました。
 光り輝く47人の目を前にして浮かんだ言葉は“初心忘るべからず”。この気持ちを、私をはじめ職員全員が共有・共感し、平成24年度も希望ある未来に向けて前進してまいります。