輝かしい新年を迎えて【2013年1月1日】

 平成25年が幕を明けました。市民の皆様におかれましては健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。
 凛とした空気の中にきらびやかに射す陽光を全身で感じ、私は背筋を伸ばして気持ちも清々しく習志野市政に思いを馳せているところです。
 国も新たな体制になった中で、市長として3年目を迎える本年は、これまでの取り組みを一歩も二歩も前進させていきたいと決意しています。
 まずは、東日本大震災からの復興です。昨年末に内定した国の復興交付金を活用して液状化対策を実施するとともに、平成27年度の完了を目標とする下水道・道路等の本復旧を一層進めます。また、新庁舎建設に関しては、建物の規模など基本的な計画を立ててまいります。
 2月には、JR津田沼駅南口に新しいまち「奏(かなで)の杜(もり)」がスタートします。平成19年に区画整理事業を開始して5年、今後居住者がだんだんと増えることによって市全域が活性化することを期待しています。4月には、健康なまちづくり条例を施行します。全ての市民が生涯にわたっていきいきと安心して幸せな生活を送るために、個人はもとより地域社会全体としての健康づくりを推進していきます。6月には、谷津干潟がラムサール条約に登録されてから20周年となります。今後も都市の中に残された貴重な自然財産を大切に守っていきます。さらには9月を目途に、本市のまちづくりの羅針盤となる基本構想を策定します。本市が進むべき航海図をお示しし、先をしっかりと見据えながら、全力で取り組んでいく年にしてまいります。
 これらを進めるにあたって基礎となるのが、市民の皆様のいきいきとした姿です。あらゆる世代が生きがいをもって生活し、人とのふれあい、つながりを持つことによって市全体が元気になります。本号でご紹介している学習圏会議は、公民館を拠点とする地域交流の中心的な存在であり、学びや出会いによって人をつなげ、地域をつなげる活動です。ぜひご参加いただき、人の和と地域の輪を広げていただければと思います。
 本年が市民の皆様にとって新たな一歩を踏み出す年となり、それが皆様の幸せ、そして習志野市の大きな活力となることを願っています。