No．1「地域の元気のみなもと“運動会”」【2011年7月1日】

 市長の宮本泰介です。早いもので市長に就任して2カ月が経過しました。この間数々の行事で市民の皆さんにお会いし、短い時間でしたがお話をさせていただきました。皆さんありがとうございました。これから随時、皆さんからのご意見、参加した行事、日常業務などから抱いた感想をこのコラムの場で綴(つづ)っていきたいと思います。
タイトルは「共感」「信頼」「希望」です。この3つの言葉を皆さんと分かち合える習志野市をつくっていきたいとの思いを込めています。

 5月、市長としてさまざまな行事に出席させていただいた中で、特に印象深かったのが学校の運動会です。
 運動会は、子どもたち、先生、保護者、そして地域の方々が集まり、いわばコミュニティの縮図とも言えるものです。雰囲気も学校ごとにそれぞれで、地域の特色が出ていました。グラウンドの広さや形、生徒児童の数、学校や地域の皆さんの手によって築かれてきた歴史や伝統などを改めて感じ取ることができました。
 私は、夢中で走る小中学生の姿に、自分が小中学生だった頃を重ね合わせていました。1位をとった友達がうらやましかったこと、転んで励まされたことなど、いろいろなことを思い出し苦笑することも。子どもたちの一生懸命な姿は、ほほ笑ましくてたくましくて、周囲の人たちを明るく元気にします。大震災の大変な経験を乗り越え、友達と一緒にいることの幸せを、子どもたちはよくかみしめていたように感じたのは私だけではないと思います。
 子どもたち、地域の皆さんのたくさんの活気は、習志野市全体の元気につながります。日程の都合で今春は行くことがかなわなかった運動会もありますが、今後すべて参観できればと思っています。秋に開催される運動会で皆さんとお会いできることを楽しみにしています。