令和4年5月掲載分

子どもたちが「ニュースポーツラリー」で楽しみました!
令和4年5月23日
4月29日、袖ケ浦公民館主催の“子ども講座”が開催されました。
この講座は、袖ケ浦公民館と市民スポーツ指導員連絡協議会との初のコラボレーション企画で、小学校1~6年生が対象でした。
市民スポーツ指導員については、広報習志野4月1日号で紹介されているとおり、スポーツやレクリエーション活動を通じてコミュニティ活動の推進を図るため、各小学校単位でのスポーツイベントの企画・運営を行っています。
現在の指導員は幅広い世代の総勢219名が、市民スポーツ指導員養成講座を受講後、それぞれの地域で活躍されています。

スポーツ指導員のユニフォーム

スポーツ指導員のマーク
今回の子ども講座には、市内の袖ケ浦西、向山、鷺沼、谷津南、大久保、大久保東の各小学校から約30名が参加しました。 一方、市民スポーツ指導員は、市内全域より集まった24名が5種目の競技に分かれ、競技方法・ルールの説明から進行・審判を担当しました。
当日、子どもたちは受付で手指消毒と検温の健康チェックを済ませ、色分けされた名札(赤色=1・2年生、黄色=3年生、青色=4・5・6年生)とスタンプラリーの台紙を受けとった後、午前9時から開会式が行われました。
袖ケ浦公民館の椎名館長と市民スポーツ指導員連絡協議会の越智会長からのご挨拶の後、子どもたちは割り振られた班ごとに各競技の場所に移動。
館内に流れる「ラジオ体操第一」で準備体操を行った後、いよいよ競技スタートとなりました。
ニュースポーツの競技は5種目で、各競技を体験しながらスタンプを集めていきます。館内の1階のロビーでは輪投げ、集会室でペタンク、そして、研修・学習室でラダーゲッター、2階の講義室Aではボッチャ、廊下でディスゲッターナインが行われました。
これらのニュースポーツは、ゲーム感覚で楽しめ、体力に左右されないスポーツのため、低学年から高学年まで幅広い年齢層で競えます。
特にボッチャは、昨年のパラリンピックで日本選手が大活躍されたことは記憶に新しいところです。
注意
- ペタンク…目標球に金属製のボールを投げあって、相手チームより多くのボールを近づけることで得点を競うゲーム。
- ラダーゲッター…紐でつながった2個のボールをラダー(はしご)に向かて投げ、ボールがラダーに引っかかると得点になるゲーム
- ボッチャ…白いボールに赤と青のボールをそれぞれ6個投げたり転がしたりしながら、誰が一番近づかせられるかを競うゲーム
- ディスゲッターナイン…3×3の9枚の的にディスクを投げる的抜けゲーム

各競技でスタンプ集め

ペタンク

ボッチャ

ディスゲッターナイン
子どもたちは、馴染みの無い(?)スポーツと、初対面のお友達との競技で、始めは静かに、そして真剣に指導員の説明を耳に傾けていましたが、競技の内容を理解するうちに各部屋で歓声が上がるなど大盛り上がりでした。
今回スポーツ指導員は、競技器具をその都度消毒されたほか、会場の設営、競技の運営で大活躍されました。各競技では、子どもたちの不安を取り除き、親切で丁寧で優しく指導されていたことは、日頃の活躍ぶりが伺え、スポーツを通して地域の人々の交流を支えられている事が良く分かりました。
最後に閉会式と記念品の授受があり、楽しく講座を終えることができました。
【取材・写真】広報まちかど特派員 酒井正廣さん
千葉で響けよ 韓国の歌 ~歌で紡ぐ日本と韓国コンサート3年ぶりの開催~ プラッツ習志野市民ホール
令和4年5月17日

合唱部と3人のソリストによる「韓国民謡メドレー」
ソメイヨシノの開花でにぎわう大久保公園に接するプラッツ習志野市民ホールで、3月27日、コロナ禍のため2年連続で開催が見送られていた日韓音楽高校生コンサートが開催されました。
今回も韓国からの来日はできませんでしたが、県立津田沼高校オーケストラ部と2019年に習志野市で開催された時の出演者(当時高校生)らが韓国の民謡や童謡を市民に披露しました。

実行委員会戸田さんと指揮者の山岡先生
3月27日(日曜)午後2時に「河を越え 春が来るように」のタイトルで開催された”千葉で響けよ 韓国の歌声”コンサートは、市民ホールが満席となり補助席を設けるほどの盛況で、実行委員会代表の戸田志香さんより「この音楽会は日本と韓国の音楽高校生コンサートから始まり、2017年(国立市、川崎市)、2018年(韓国)、2019年(習志野市、千葉市)(ならしのNOW2019年9月12日参照)と歌声を響かせてまいりました。
国が違っても、言葉が通じなくても、高校生たちは話したい、仲良くなりたい、笑い合いたい、一緒に演奏をしたい…。そして演奏することで友達になりました。
本日は、日本の若い音楽徒達が、韓国の歌を演奏します。初めての曲ばかりでしょう。歌で紡ぐ日本と韓国、心に壁をつくらず、お互いの歌を聞き、受け入れ合えるようにしましょう。」という挨拶で始まりました。
最初のプログラムは、津田沼高校オーケストラ部による韓国民謡「河を越え春が来るように」。
演奏に先立ち、和泉鈴オーケストラ部部長から「私たちは今回初めて韓国の曲を演奏します。こんなにも素敵な音楽が隣の国にありました。」などと韓国語による挨拶がありました。
続いて、2019年に当市旧市民会館で開催された日韓音楽高校生コンサートで顔なじみの3人のソリスト(当時高校生・現大学生)が登場。韓国の民謡「春が来れば」を喜久田大和さん、「ブランコ」を井出瑞葦(るい)さん、「船頭の歌」を宮田爽佑(そうすけ)さんが歌いました。ピアノ伴奏は石井京子さんです。

韓国民謡歌唱・井出さん、ピアノ石井さん、宮田さん、喜久田さん(左から)
続いて、2台のチェロとホルンによる韓国の歌「青菜摘む娘」が演奏されました。チェロは石井美海さん、田中鈴さん、ホルンは杉田翔奈絵さんです。
最後は、3人のソリストとオーケストラによる「木蓮の花」が歌唱され前半が終了しました。

和泉鈴オーケストラ部部長・韓国語の挨拶

北村大(まさる)合唱部部長韓国語で挨拶(右端)

2台のチェロとホルンの3重奏
後半パート2のイントロは、ステージのスクリーンに、3年前に大久保公民館で開催された日韓音楽高校生コンサートに出演した韓国人の林さん、李さん(当時高校生)のビデオレターが映し出され「今回はコロナで訪日ができなくて残念。コロナに負けずみんなファイト!」等のメッセージが会場の感動を呼び起こしました。
最初は、チェロとホルンの韓国民謡「麦畑」の演奏があり、続いて「オーケストラによる韓国の童謡メドレー」です。出演者全員が韓国の民族衣装を身に着けて登場すると、会場の声援が一気に高まり、大きな拍手で迎えました。演奏の前には、北村大(まさる)合唱部部長から「今日は、日韓の架け橋となるような演奏にしたい。僕の好きな食べ物は焼肉とキムチです。」などと韓国語によるメッセージがあり会場を和ませました。
続いて、女性二部合唱による「アリラン」、次にオーケストラによる「タリヨン」(鳥づくし)が演奏され、フィナーレは、出演者全員による日本歌謡「浜辺の歌」の合唱です。会場が一体となり大きな感動が生まれました。

津田沼高校で衣装を着けてリハーサル(2022年3月18日)
本コンサート実行委員会で、韓国民族衣装を準備して津田沼高校でリハーサルをしたり、何回も練習を重ね、市民ホールでの開催成功にこぎつけた生徒たち。「歌で紡ぐ日本と韓国。誰もが壁を作らず、お互いの歌を聞き、受け入れ合えるように」と全力で頑張り、良き思い出となった事でしょう。
終了後も、出演者と多くの観客が名残惜しそうに、その余韻を楽しんでいました。
【取材・写真】広報まちかど特派員 佐藤清志さん
地元の大学生発案!"谷津"にお住まいの方々の好きな景色で彩る"地域の魅力発信ポスター"完成!!
令和4年5月13日
この度、習志野市の【谷津】に焦点を当てて、地域の魅力発信に奮闘する若者を取材してきました!!
この若者は、現役大学生の 長島 (ながしま)裕樹 (ゆうき)さん。
谷津lab (ラボ)というInstagramとホームページの運営をしています。
長島さんは、日本各地を巡る中で地元の魅力を再認識し、"谷津の魅力を谷津に住む人に届けたい"という気持ちが芽生えたそう。

「谷津lab」の運営をする長島裕樹さん
長島さんが運営している谷津labの活動についてご紹介します!
- Instagramで谷津の魅力発信
今年の2月から投稿をスタートし、現在のフォロワー数は197名!(4月26日時点)
投稿内容は、街の歴史紹介や、社寺、飲食店の紹介などなど。
普通の投稿とは一味違う、オリジナリティあふれる投稿をしています。
実は、私自身、投稿されていたお店が気になり、足を運ばせていただきました。笑 - 谷津labホームページの運営
Instagramのみだと、情報発信が片方向に感じていたという長島さん。
まちに住む人によって、まちの好きを増やす。
そんな循環を住民の方々と一緒に作りたい、双方向なやり取りをしたい!と思うようになったそうです。
そこで、谷津labのホームページと掲示板を開設し、住民の方々からお気に入りの谷津の写真を募り始めました。
素晴らしい写真を通して、谷津の魅力を伝えられないだろうか?と考え、ポスターも作成したそうです!

このポスターを、Instagramの投稿でお世話になったお店や谷津で活動されている皆さんの所に飾らせていただきたいと奮闘しているとの事。
現在、谷津の飲食店など5箇所で飾られています!
掲載場所(敬称略)
- 谷津公民館
- やつ商店街組合
- 天久
- 厨'S kitchen
- むぎのいえ
また、こちらのポスターには「2022 Spring 谷津lab」とありますよね??
長島さんいわく、夏、秋、冬版も作成したいという野望があるとのこと。
ぜひ皆さん、谷津labのホームページを覗いていただき、地元の好きな場所、教えていただけませんか?
あなたのイチオシの谷津の景色がポスターに採用され、谷津の至るところでお見かけできるかも??
- Instagram:@yatsu_lab
- ホームページ:https://yatsulab.apage.jp/
最後に、ならしのNOWへ向けてひとことをいただきました。
「谷津labがならしのNOWさんで取り上げていただくことで、Instagramを利用していない方など、より多くの方に谷津labの存在を認知していただければ嬉しいです!
また、谷津labをご覧になってくださっている方々は若い方も多いので、そういった方々にも谷津labを通じて、ならしのNOWさんについて興味を持っていただければ幸いです。」
今後も活動の幅を広げ、さまざまな視点からの投稿を検討していると意気込みを語ってくれました。
長島さんは、今年度の広報まちかど特派員にも応募されています。
若者の今後の活躍に期待しましょう♪
【取材・写真】令和4年度広報まちかど特派員 山本優奈さん
子どもたちにきれいな海を 「習志野の海を守る会」が海岸清掃を実施
令和4年5月10日

4月17日午前、茜浜海浜公園で「習志野の海を守る会」(島田 拓代表)が、定例の「海辺の清掃活動」を実施しました。
穏やかに晴れた日曜日、市内外から家族連れなど35人が集まり、トングとゴミ袋を手におよそ3キロメートルの海辺を歩き、公園内にポイ捨てされたゴミや、消波ブロックの間に入り込んだ漂着ゴミなどを回収しました。




1時間半の活動で、ゴミ袋77袋分と、漁業用ブイなどの大型ゴミが集まりました。
続いて、集めたゴミを分別し、プラスチック片、タバコの吸い殻、ペットボトル、食品包装容器など、どんなゴミがどれだけあるかを記録します。
この日は国際的な海洋環境保護の取り組みである国際海岸クリーンアップキャンペーンに参加していたため、集めたゴミの種類を世界共通の手法で記録する必要があったからです。

拾っても拾っても無くならない海ゴミ問題を世界規模で解決するための大切な作業です。調査対象となっている45品目について、数と重さを記録しました。

45品目のゴミが記載された調査票
その後、手分けしてゴミを保管庫まで運び、この日の活動は終了。
自然との共存、持続可能な社会の実現を目指して島田さんが2020年5月に立ち上げた「習志野の海を守る会」は、活動が広がるにつれ、習志野市からの支援を得られるようになりました。
当初は集めたゴミを個人で持ち帰っていたそうですが、このたび公園の一画に会専用の大型ゴミ保管庫と物資保管庫が設置され、活動日の翌日に市が収集するというシステムが出来上がりました。

「習志野市の配慮には感謝しかありません。今後は市や他団体と連携しながら、誰もが気軽に海の環境保全に取り組める環境を整えて行きたいです」と、島田さんは話します。
小さなお子さんのお父さんでもある島田さんは、環境保全だけでなく、地域にも目を向けています。
「子どものころ、自分の子どもを育てるようにまちを育てる大人がたくさんいて、私自身、近所のおじさんおばさんからいろんなことを教えていただきました。
人の入れ替わりが多い今こそ、そんな郷土の文化や歴史を子どもたちに継承したい。子どもたちに自分が住むまちを好きになってほしい。
会の活動を通して、地域ぐるみで人と人がつながり合いながら子どもたちが育つ環境を作れたら」と話してくれました。
会では、ほかにも海洋ゴミの展示会や勉強会、房総の稲作を通した環境再生および子ども食堂支援、日本大学・東邦大学の学生との交流など、さまざまな活動を行っています。
習志野の海を守る会
海岸清掃活動 毎月第3日曜日 午前10時30分~11時30分(雨天中止)
場所:茜浜海浜公園周辺
どなたでも気軽に当日ご参加いただけます
【取材・写真】広報まちかど特派員 山下雅子さん
この記事に関するお問い合わせ先
このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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更新日:2022年09月29日