平成30年8月掲載分
百日紅(さるすべり)咲くハミングロード
2018年8月30日
夏の強い日差しが照り付ける中、ハミングロードで百日紅が見頃となっています。
ハミングロードは、「自然とハミングしたくなるような楽しい道」と「歩く人のはずむ心」からネーミングされ、全長11.67キロメートルにおよぶ市の東西を結んだ自転車・歩行者専用道で、市民の憩いの場所となっています。
道路脇には、百日紅がたくさん植栽されています。各所で赤やピンク、真っ白な花を楽しむことができます。
湿度が低く爽やかな晴天となった8月18日、散歩をしながらカメラに収めました。撮影場所は大久保2丁目付近。
ここでは、紅と白、2色の百日紅の大木を見ることができます。寄り添うように咲いている姿を見ていると幸せを運んでもらえそうな感じになります。
フリルのようなしとやかな表情の花を見上げると、青空と紅、白花のコントラストの美しさに惹かれます。
この木は樹皮が滑らかで、木登りが得意な猿さえ滑り落ちて登れないことからサルスベリといわれています。
ドライバーや道行く人の目を楽しませてくれる百日紅は、9月中旬頃まで楽しめそうです。
取材・写真
広報まちかど特派員 中島 正夫さん
猛暑の中にも“秋色”ほんのり…「習志野の“避暑地”探訪」写真日記(その2)
2018年8月27日
未だ見えぬ“猛暑の出口”探して…。
今回の“避暑地巡り”は、市自然保護地区「ほたる野&実籾本郷公園」へ。知る人ぞ知る習志野の“涼感スポット”だ。
実籾駅を出て、いきなり“猛暑の洗礼”を受けた。彼方の太陽光で熱せられた車道に「打ち水」?と見紛(みまが)う「逃げ水現象」がゆらゆら。


駅から南西へ…高台に繁茂する竹林から射光降り注ぐつづら折りの小径を行くと、見るからに“自然豊かな里山”の光景が眼下に展(ひろ)がる。
緑濃い公園の林道では、炎天下で巣造りに忙しい「女郎蜘蛛」、ゆっくりとした足取りで大樹の頭頂を目指す「鍬形虫(くわがたむし)(メス)」等、夏の生き物の“避暑の知恵”観察後、南と北にある「湧水の池」へ向かった。



透き通った真水が滔々(とうとう)と流れる南の池の湧水周囲でカルガモ一家が羽をばたつかせ水浴びを楽しむ姿が目に涼しい。

やや小ぶりの北の池。飛沫を散らして勢いよく吹き上がる湧水が創り出す、「氷の彫刻」ならぬ“水のアート”?で涼感満喫!

方や持参した防水カメラは、池の底から光を放って、水面に静かに立ち昇る気泡を捉えた。

公園内にある「旧鴇田家」。「鹿威(ししおど)し」の水面(みなも)に映る同家の佇まい鑑賞は、宛(さなが)ら“心の清涼剤”だ。

紺碧の空に浮かぶ初秋の筋雲の下、黄緑色のイガに包まれた実をたわわにつけた栗林を抜けて、公園東隣の「ほたる野」へ。
広大な田園を吹き抜ける一陣の風に眩(まぶしい)黄金色を纏(まと)った稲穂が波を打ち、西に沈む夕日にシルエットで浮かぶトンボの姿は、長かった“異常猛暑”の終焉もそろそろ…を告げ、数多(あまた)の「異常気象記録」を観測史上初!に塗り替えた「平成最後」の“過酷な夏”が往く。


8月23日は、暑さも影を潜めるという暦の上で「処暑」。
取材・写真
広報まちかど特派員 坂田 薫さん
夏のオアシス「クールステーション」で涼む
2018年8月21日
大久保商店街にある「お休み処」は、クールステーションが開設され、暑さをしのぎ涼むことができる休憩場所として市民のオアシスとなっています。
習志野市クールステーションは、冷房の効いたお店に行って家庭の節電対策や熱中症予防対策の取り組みをしてもらおうと設置されています。
市内には、そのスポットが11カ所あります。
その中のひとつ、大久保商店街の「お休み処」を訪ねました。
大久保商店街は、京成大久保駅から、日本大学生産工学部、東邦大学・高校・中学校の通学路ともなっており、全長634メートルの直線のストリート。明治時代中ごろには騎兵連隊や陸軍学校のある軍隊の街でしたが、今では学生の街となっています。学生価格の飲食店も多く、いつも若者たちであふれています。
その商店街の通り沿いに「お休み処」があります。
訪ねた日は、猛烈な暑さは和らぎましたが、厳しい暑さは続いて、冷房の効いたクールステーションは快適そのものでした。椅子も設置されていて、ゆっくりと休憩することができます。
スタッフの話によると、利用者は高齢者も多く「毎日暑くてたまらない。熱中症に気を付けないと」などの声も聞かれるとのことです。
ここには、司馬遼太郎氏の小説「坂の上の雲」の登場人物であり、「日本騎兵の父」と言われた秋山好古大将の資料を展示したスペースもあり、大久保商店街協同組合発行の「習志野騎兵連隊の史跡めぐり」ガイド冊子も販売しています。関心のある方にはおすすめです。
また、野菜や習志野ふるさと産品の販売も行っているので、涼みながら買い物も楽しむことができます。
暑い日のパワーチャージに、お近くのクールステーションで“涼”を取ってはいかがでしょうか。
問合せ
産業振興課
取材・写真
広報まちかど特派員 中島 正夫さん
“避常識な夏”?から逃避行!「習志野の“避暑地”探訪」写真日記(その1)
2018年8月17日

とにかく暑~い!日本は遂に“亜熱帯地域”に属した?
「夏が暑いのは当たり前」とお釈迦様を気取ってなどいられない、数十年に一度(気象庁発表)の異常高温、且つ、とてつもなく“非常識な夏”は習志野も然り…ということで、今回から「習志野の涼気スポット」2地点のご紹介。
炎熱の天空に燃える太陽と棚引く夏雲。
水銀柱も鰻の価格?も文字通り“ウナギ昇り”の8月某日。熱中症知らずの“わが街避暑地探訪”に出た。
流れる汗、滝の如し…栄養ドリンクをガブ飲みするも文字通り“焼け石に水”状態。息も絶え絶え?辿り着いたのは、昨年5月の「池の掻(か)い掘(ぼ)り・TV放映」でいきなり“全国区入り”した藤崎の「森林公園」。蝉しぐれ降りしきる林道に咲く百日紅(さるすべり)の赤が目に鮮やかだ。


さて、その「掻い掘り」から1年3カ月の池に目を移せば…さすがに“明鏡止水”にはあと一歩…とはいえ、湧水あふれ、濁りの無い池を色鮮やかな錦鯉がのんびり遊泳。



木漏れ日に碧く輝く水面と池面の揺らぎで描かれた“水のアート”鑑賞?を楽しむカルガモの姿が微笑ましい。
暫し、公園にそよ吹く心地よい涼風で熱した頭を冷やした後、「防水カメラ」をホップ!ステップ!ジャボ~ン!「池の透明度探索目的」の無差別“水中ドローン”?撮影を敢行した。
「綺麗になった池」でレンズが捉えた、思いもよらぬ“水中のワンダーランド”の数々を御覧頂き、ひと時の涼感・冷感・爽快感をご賞味下さい。



帰り際立ち寄った、公園に隣接する県指定有形文化財「旧大沢家住宅」。
昼尚薄暗い土間の三和土(たたき)に腰を下ろし、格子窓から流れ来る頬に優しい「自然の涼風」に“いにしえ人の避暑の知恵”に想いを馳せた。

取材・写真
広報まちかど特派員 坂田 薫さん
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所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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更新日:2022年09月29日