「着衣着火」に気をつけましょう!!
料理中のコンロの火が袖口に燃え移る等、何らかの火元から身につけている衣類に着火する「着衣着火」により毎年約100人が全国で亡くなっています。そのうち8割以上が65歳以上の高齢者です。
寒い時期は、ガスコンロでの鍋料理やストーブ等の暖房機器などで火を扱う機会が増える一方、空気の乾燥により火災が発生しやすい季節です。火を扱う際には火のことに注意して「着衣着火」を防ぎましょう。
相談
フリースのガウンを着たまま、朝ご飯の支度をしていたらコンロの火が袖口に燃え移り、あっという間に肘あたりまで火が広がった。大急ぎで水をかけ、火は消えたが、何に気を付ければよかったのか。
アドバイス
次のポイントに注意しましょう!
1 火に近づきすぎない。手を伸ばしたり、かがんだりすると意図せず身体が火に接近する可能性があります。
2 調理の際は、鍋底から炎がはみ出ないよう、火力の調節をする。
3 引火しやすい液体などが付着したままの服で火に近づかない。
4 袖口や裾が広がっている衣服・ストール等、垂れ下がっているものは火を扱う際には身に着けない。
5 フリース、ネル等の生地の服は着替えてから調理する。表面に細かい繊維が毛羽立っており、わずかな炎が接触しただけで火が付き、一瞬のうちに燃え広がってしまう「表面フラッシュ」という現象が起こります。火が付きにくい防火用品のエプロンやアームカバーを使うことも有効です。
6 火の周囲にも注意する。風が吹くような場所は着火すると燃え広がり、大変危険です。
万が一、「着衣着火」が起きたら服を脱ぐ・水をかける等をして、早急に消火してください。
やけどを負った場合はすぐに水で冷やし、医療機関に受診してください。
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更新日:2022年11月21日