令和6年2月定例記者会見
概要
日時
令和6年2月7日(水曜日)午前10時から11時30分まで
場所
市役所3階AB会議室
議題
- 令和6年習志野市議会 第1回定例会
- 令和6年度予算案
- みまもり自動販売機を設置します
- その他
1.令和6年習志野市議会 第1回定例会
第1回定例会の会期は、2月15日(木曜日)から3月21日(木曜日)までの36日間です。
本会議の映像は、市ホームページで生配信と録画配信の両方が視聴可能です。
招集日に提案する議案件数といたしましては、予算9件、一部改正条例6件、廃止条例1件、人事案件2件、契約案件2件です。市道の路線認定1件、専決処分の承認1件、合計22件の議案を提案する予定です。また、報告を2件予定しております。
議案第1号から第7号までの令和6年度当初予算7件と議案第8号および第9号の令和5年度補正予算2件については、後ほど説明いたします。
次に、議案第10号は、習志野市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてです。本条例案は、消防法の規定に基づく貯蔵所、いわゆる「大型の原油等貯蔵タンク」の設置許可申請等に係る手数料について、政令と同額に改定するものです。
議案第11号は、習志野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。本条例案は、「マイナンバー法」の改正に伴い、マイナンバーを利用する事務等を示す文言を改正するものです。
議案第12号は、習志野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてです。本条例案は、経過措置として存続してきた退職被保険者の医療給付費等を保険者間で調整する仕組みについて、法改正に伴い、廃止するものです。
議案第13号は、習志野市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてです。本条例案は、令和6年度から3年間の介護保険料及び基準所得金額を改定するものです。
議案第14号は、習志野市建築関係手数料条例の一部を改正する条例の制定についてです。本条例案は、「建築基準法」及び「建築基準法施行令」の改正により、接道及び道路内建築に係る制限の緩和を認定する制度が創設されることに伴い、手数料を新設するものです。また、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」の題名が改正されることに伴い、条例で引用している法律名を改正します。
次に、議案第15号は、習志野市自然保護及び緑化の推進に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。本条例は、市民の良好な生活環境を保全することを目的として、自然保護及び緑化の推進を図るための施策について規定しており、その施策のひとつとして、工場の緑化を推進するために、事業者と緑化協定を締結することを掲げております。
この度、モノやサービスを生産、提供する事業所を経済活動別に分類した国が定める「日本標準産業分類」が改正されたことに伴い、この緑化協定を締結することができる工場の定義を改正するものです。
次に、議案第16号は、習志野市新型コロナウイルス感染症対策基金条例を廃止する条例の制定についてです。
「習志野市新型コロナウイルス感染症対策基金」は、新型コロナウイルス感染症対策に要する経費の財源に充てるため設置いたしましたが、新型コロナウイルス感染症の法律上の位置付けが5類感染症に変更され、一般的な感染症対策を講じるものとされたことに伴い、同基金を廃止するものです。
なお、同基金に属する現金は、「習志野市まちづくり応援基金」に積み立てることといたします。
議案第17号及び第18号は、人事案件であり、議案第17号は副市長、議案第18号は教育委員会の委員に係る議案です。
議案第19号及び議案第20号は、屋敷小学校校舎長寿命化改修工事における建築工事及び機械設備工事に係る工事請負契約の締結についてです。各議案の契約金額、相手方及び工事期間は、議案概要に記載のとおりです。
議案第21号は、市道の路線認定についてです。今回、認定する路線は、2路線であり、議案概要に記載のとおりです。
議案第22号は、専決処分した事件の承認を求めることについて令和5年度習志野市一般会計補正予算第7号です。この後、予算案の発表の際、説明いたします。
予算以外の議案につきましては、以上となります。
議案については各担当課まで、議会の日程・放送の詳細については議会事務局までお問い合わせください。
2.令和6年度 予算案/令和5年度 補正予算
令和6年度習志野市予算案の概要をご説明いたします。
なお、前年度との比較につきましては、令和5年度当初予算に基づいております。
令和6年度の一般会計予算額は、780億7千万円であります。前年度と比較して10.6パーセント、75億円の増加となっており、令和5年度に引き続き当初予算としては過去最大であります。
特別会計は、国民健康保険特別会計が、129億1千164万1千円、介護保険特別会計が、144億3千299万4千円、後期高齢者医療特別会計が、26億6千316万4千円であります。
また、公営企業会計は、ガス事業会計が、113億7千600万円、水道事業会計が、36億7千590万円、下水道事業会計が、107億8千710万円であります。
一般会計の特徴を申し上げますと、歳入は、根幹となる市税収入は、前年度から7億3千万円の増収を見込んでおりましたが、国による定額減税が実施されることにより、前年度と比較して0.3%、1億円減の299億7千万円を計上いたしました。
なお、定額減税による減収分は、地方特例交付金により、補てんされることとなっております。
また、地方交付税は、前年度と比較して4.7%、1億2千万円増の27億6千万円を計上いたしました。
このほか、財政調整基金からの繰入金として、前年度と比較して8億円増の33億円を計上することなどにより財源を確保いたしました。
歳出は、普通建設事業費では、(仮称)向山こども園整備事業などで減少する一方、小学校、中学校の長寿命化改修工事、(仮称)藤崎こども園の整備工事、芝園清掃工場の延命化対策工事などが本格化すること、小学校、中学校及び習志野高校の体育館と袖ケ浦体育館への空調設置に向けた設計を実施することなどにより、前年度と比較して36.7%、43億8千万円の増加となりました。
なお、(仮称)向山こども園につきましては、向山こども園として4月に開園する予定でございます。
また、子ども・子育て支援や、障がい者支援などに係る扶助費では、出産・子育て応援事業などで減少する一方、民間認可保育所の施設数増加や児童手当の制度改正などにより前年度と比較して8.0%、13億5千万円の増加、委託料や需用費などの物件費では、校務用パソコン整備事業で減少する一方、各種システムの標準化に向けた改修や小・中学校の校舎改築に伴う備品購入などにより、前年度と比較して4.6%、5億6千万円の増加となりました。
その他、人件費では、給与改定等により前年度と比較して5.5%、7億1千万円の増加となりました。
以上、概要をご説明いたしましたが、令和6年度当初予算は、習志野市制施行70周年の節目でもあり「確実に将来を紡ぐ投資予算」として編成いたしました。
令和6年度に取り組む多くの事業は、支えあい、活気あふれる「健康なまち」、安全、安心、「快適なまち」、育み、学び、認め合う「心豊かなまち」を推進するものであり、将来に向けた公共建築物の再生に取り組むとともに、魅力ある行政サービスを持続的、安定的に提供できるよう全力を尽くしてまいります。
予算編成方針の5つの重点事項について、当初予算に計上した具体的事業のうち、新規事業を中心に主なものを申し上げます。
「子どもが健やかに育つ環境の整備を推進すること」では、1番、こども家庭センター運営事業は、子ども家庭総合支援拠点と子育て世代包括支援センターの両機能を持つこども家庭センターを設置・運営し、一体的な支援を提供いたします。
2番、こどもの生活・学習支援事業は、ひとり親家庭等で経済的課題を抱える世帯に対し、子どもの大学等の受験料等の一部補助を行います。
11番、(仮称)藤崎こども園整備事業は、令和7年度に開設する(仮称)藤崎こども園の整備工事を令和5年度に引き続き実施いたします。
「未来をひらく高水準な教育と生涯にわたる学びを推進すること」では、13番、小学校運営費、中学校運営費では、現在、各保護者が購入している学習教材のうち、共用が可能なものについて、公費で購入し共用することで、保護者の経済的負担を軽減いたします。
14番の小学校空調整備事業、中学校空調整備事業、高等学校施設整備事業、17番の体育施設整備事業では、16小学校、7中学校及び習志野高校の体育館と袖ケ浦体育館への空調設置に向けた設計を実施いたします。令和6年度に設計いたしまして令和7年度に工事をするという流れとなります。
15番の高等学校管理運営費、高等学校教育振興費では、デジタル採点システムを導入するほか、習志野高校の令和6年度の新入生に対し、授業で使用するタブレット端末の購入費用の補助を行います。
「誰もが健康を維持できる保健・医療・福祉を充実すること」では、40番、母子保健活動事業は、産後ケア事業の拡充として、従来のショートステイ型に加え、デイサービス型、アウトリーチ型の事業を開始いたします。
「暮らしを支える都市基盤の整備を推進すること」では、53番、都市再生事業は、津田沼駅南口地区における市街地再開発事業の事業計画書の審査にあたっての支援業務委託等を行います。
54番、自転車等駐車場維持管理事業では、JR津田沼駅北口自転車等駐車場の解体工事及び測量・新築設計を行うことに加え、京成津田沼駅南口自転車等駐車場の階段改修工事を行います。
55番、バリアフリー対策事業は、JR津田沼駅北口駅前広場におけるバリアフリー対策として、エレベーターの整備に向けた、基本設計を実施します。
「公共施設等総合管理計画に基づく取組を推進すること」では、60番、秋津出張所建替事業は、老朽化、耐震性能に課題がある秋津出張所の建替えに向けた基本計画の策定等を行います。
63番、橋りょう対策事業は、鷺沼東跨線橋、JR津田沼駅北口ペデストリアンデッキ等の補修工事を実施いたします。
最後に、「その他」といたしまして、66番、市制施行70周年記念事業は、令和6年8月1日に市制施行70周年を迎えるにあたり、記念式典や記念事業を実施いたします。記念式典につきましては10月を予定しております。また詳しいことは、後日お知らせいたします。
68番、習志野文化ホール再生事業は、習志野文化ホールの設計に関する調査・検討業務委託のほか、パイプオルガン再設置の可否の判断及び財源確保のため、クラウドファンディングを実施いたします。
69番、基本構想・基本計画策定事業は、現在の基本構想・基本計画が令和7年度を以て終了することから、令和8年度から始まる次期基本構想・基本計画を、令和6年度、7年度の2年間で策定いたします。
令和6年度予算案につきましては、以上となります。
引き続き、令和5年度補正予算についてご説明いたします。
議案第22号は、専決処分した事件の承認を求めることについて令和5年度習志野市一般会計補正予算第7号です。
国の、物価高により厳しい状況にある生活者への支援として、「個人住民税均等割のみの課税がなされる世帯への給付」及び「こども加算」に係る方針が示されたことを受け、給付金の支給に係る経費を必要としましたが、予算の補正を行うに当たり、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであったことから、地方自治法第179条第1項の規定により令和6年1月29日付けで専決処分をしたため承認を求めるものです。
補正予算の内容は、住民税均等割のみ課税世帯に対して、1世帯あたり7万円もしくは10万円を支給することに加え、住民税非課税世帯及び均等割のみ課税世帯への給付への加算として、当該支給対象者の世帯員である18歳以下のこども1人あたり5万円を支給するものであります。
なお、令和6年2月中に対象世帯に書類を発送し、3月中に支給を開始する予定であります。
今回の補正予算は、退職手当や県の事業進捗に伴う都市計画道路の負担金、国の補正予算を活用した事業費などを増額するものであります。
下水道事業会計の補正予算は、鷺沼放流幹線・下水道建設工事委託の継続費の年割額を変更するもので、これにより、資本的支出などを増額するものであります。
令和5年度補正予算につきましては、以上となります。
3.みまもり自動販売機を設置します
このたび、本市は東京キリンビバレッジサービス株式会社及び習志野警察署との間で市内の犯罪防止を目的に「安全で安心なまちづくりに係る協定書」を締結いたしました。
この協定に基づき、防犯カメラ付きの自動販売機「みまもり自動販売機」を市内に設置いたします。なお、東京キリンビバレッジサービス株式会社が市と警察の3者で協定を結ぶのは県内で初となります。
みまもり自動販売機とは、自動販売機の内部に防犯カメラを搭載したもので、特徴として 1、最新の光学センサーとレンズにより夜間でもカラー撮影が可能で、2、自動販売機内にカメラがあることから、目線の高さでの撮影が可能となっており、電柱等に設置する防犯カメラにくらべて気づきやすく、犯罪の抑止効果が高まるものと期待しております。
導入第1号として、市営駐輪場への設置を予定しており、今後、市の施設への設置を進めるとともに、町会・自治会等へご案内してまいります。
設置費・電気料は東京キリンビバレッジサービス株式会社が負担することになっており、設置場所の提供者は、費用負担なく設置することが可能となります。
今後も、警察や防犯活動に取り組んでいる事業者と連携を図り、安全で安心なまちづくりを推進してまいります。
詳しくは、防犯安全課までお問い合わせください。
4.その他
(1)ならしの学校音楽祭2024
「ならしの学校音楽祭2024」は、例年、習志野文化ホールで開催しておりましたが、昨年3月に休館したことを受け、今年度は市川市文化会館を会場として、3月3日(日曜日)午後12時30分から開催いたします。
ならしの学校音楽祭は、習志野市教育委員会が主催しており、習志野市立の小・中学校及び高等学校の音楽に関する部活動のうち、コンクールや大会において全国・関東大会出場と県大会で上位の成績を収めた学校が演奏を披露する“音楽のまち”習志野を代表するイベントです。
本年度は小・中・高あわせて24校中13校が、管弦楽・吹奏楽・合唱・アンサンブルと、様々な分野で輝かしい成績を収めました。当日は、全出場校が圧巻の演奏を披露します。
また、習志野高校吹奏楽部の生徒から楽器の演奏方法や音楽を奏でる楽しさ、素晴らしさを学ぶ、「小中学校管楽器講座」を受講している小学校6年生の児童や中学校2年生の生徒による各フェスティバルバンドの演奏も行われます。
そして、小学生、中学生、高校生による感動的な合唱奏、グランドフィナーレが音楽祭の最後を飾ります。これが1つ、いつも大きな見せ場です。
入場は無料で、どなたでも御覧いただけます。子どもたちの奏でる素晴らしい演奏を聴くことのできるチャンスです。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
詳しくは、総合教育センターまでお問い合わせください。
(2)絵画展「美術品で顧みる習志野文化ホールin モリシアホール」
昨年3月末に休館になりました、習志野文化ホールに展示されていた絵画や美術品を展示する絵画展を開催いたします。
展示作品は、日本画家・時田直善氏による西陣織の緞帳「祝舞(まい)」の原画や、洋画家・内田如風氏によるロビー天井のフレスコ画「アジサイ」の原画、日本を代表するシャンソン歌手芦野宏氏による二科展受賞作品「ピギャール」など30点程度を予定しております。
開催期間は2月28日(水曜日)から3月3日(日曜日)まで、場所はJR津田沼駅南口にあります、4Fモリシアホールとなります。
たくさんの方にお越しいただければと思います。
詳しくは、習志野文化ホールまでお問い合わせください。
資料・関連リンク
1.令和6年習志野市議会 第1回定例会
2.令和6年度予算案/令和5年度 補正予算案
3.みまもり自動販売機を設置します
4.その他
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更新日:2024年02月15日