令和3年8月掲載分

更新日:2022年09月29日

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「生涯学習」の楽しさと喜びについて語る 〜文武両道の元校長先生(前編)〜

2021年8月31日

笑顔の椎名 勝 公民館長の写真

椎名 勝 公民館長

 “生涯学習のまち習志野”では、多くの市民が余暇を活用し、公民館に集い「生涯にわたる学び」を満喫しています。

 今日は、袖ケ浦公民館に赴き、仲間づくり、地域社会づくりの活性化を目指し、無理なく楽しく、夢のある生涯学習活動を推進中の『チーム袖ケ浦』のスタッフとともに、その中心となりご活躍中の椎名(しいな) 勝(まさる) 袖ケ浦公民館長にお話を伺いました。

プロフィール 袖ケ浦公民館 椎名 勝 館長

 昭和30年生まれ千葉県出身。地元の中学校では生徒会長であり野球部のエースとして少年時代を過ごす。

 習志野高校進学後、野球部の主力として甲子園出場。

 その後は教職を志し、大学卒業後に習志野市立津田沼小学校に奉職。以後、習志野二中や五中、三中等の教師として日々の授業実践や学年・学級運営に尽力、また、各校で野球部顧問を務め、部活動では数多くの県大会優勝など指導者としても輝かしい実績を残すかたわら、20数年にわたり習志野高校野球部コーチとして高校生を親身に指導。昭和50年の全国優勝をはじめ5度の甲子園出場に貢献。後に同校野球部監督として夢の甲子園に導く。

 習志野市教育委員会指導課指導主事、同・学校教育課主任管理主事等の行政職の他、第三中学校長、第四中学校長等の要職を歴任し、第一中学校長を最後に勇退。その後、習志野市総合教育センターにて研修・研究担当として後進の指導に当たり、現在は袖ケ浦公民館長として活躍されている。

球児たちに胴上げされている椎名監督の写真

「優勝」椎名監督胴上げ

木製のバットを持っている椎名公民館長の写真

TV番組「アド街ック天国」で紹介されたバットを持って

市立習志野高校時代、 掛布 ((かけふ))(元阪神)選手らと甲子園大会に出場した頃のエピソードについては如何でしょうか。

 「出没!アド街ック天国」の取材でも申し上げましたが、同級生の掛布と「修学旅行に行くのをやめて、(注釈)丸長(マルチョウ)でバットを作ろうぜ!」と2人で示し合わせ、返金されたお金で、特別注文のマイバットを製作してもらいに行きました。

(注釈)千葉市中央区道場にある丸長バット製作所

 我々が高校生の時代は、「金属バット」ではなく、プロ野球選手も使用する「木製バット」でした。しかし、高校生が使用する木製のバットはあまり良い品ではなく、既製品が主流でした。ですので、高校生で特注のバットを手にするのは憧れでした。生意気だったのか、こだわりがあったのか、自分に合った長さ・太さ・重さ・バランス・グリップのフィーリングなど詳細にチェックし、依頼したのです。製作していただいたバットは宝物でしたので、就寝時は布団に入れて抱いて寝ていました(笑い)。当時は1本3、000円位でしたが現在は原材料も品薄で1本25,000円は超えると思います。

 また、掛布は後に阪神タイガーズに入団したのですが、初ヒットは「丸長」で作成したバットだったと言っていました。

椎名選手がバッターボックスでバットをスイングしているセピア色の写真

甲子園球場打席の椎名選手

球児たちと一緒に写真を撮っている監督時代の椎名館長の写真

習志野高校野球部監督時代

白黒で写っている習志野対東洋大姫路のスコアボードの写真

出場時のスコアボード 習志野×東洋大姫路

ロッテマリーンズ福浦選手の写真とサイン色紙が撮られた写真

ロッテマリーンズ福浦選手とサイン色紙

2000本安打の元千葉ロッテマリーンズ 福浦 ((ふくうら))選手は教え子だったそうですね。

 習志野二中に勤務していた時の教え子です。こつこつと努力を積み上げ、プロの世界で2000本安打達成は本当に凄いことをやり遂げました。怪我による故障や持病の腰痛などに幾度となく見舞われましたが、決して諦めることなく、辛抱強く我慢して努力した結果です。そこが彼の素晴らしいところです。

 また、偉業達成後に行われた福浦選手へのインタビューの内容が素晴らしかったです。その言葉は「(ファンが)どんな時も応援してくれて力になっている。千葉で生まれ、野球をやらせていただき、地元で達成できて幸せです…。」

 彼の第一声は「感謝」でした。私は、彼の弛(たゆ)まぬ努力による2000本安打達成も素晴らしいことですが、この「感謝」の言葉を聞いた時、45歳にもなった教え子ですが、野球人として、人間として成長した姿に微笑ましい気持ちになりました。

 また、満身創痍のなか28年間もお世話いただいているロッテ球団にも感謝です。

貴重なお話を伺いまして、大変有難うございました。続きは後編でお伝えしてまいります。よろしくお願いします。

写真・取材

令和3年度広報まちかど特派員 佐藤 清志さん

公園の花壇のお世話を袖ケ浦西小学校の児童の皆さんが始めました!

2021年8月19日

 袖ケ浦団地内にある「袖ケ浦西近隣公園」の花壇には、季節の草花が綺麗に手入れされており、公園を訪れる方々へ潤いを与えています。
 これまで花壇のお世話は、袖ケ浦公民館が中心となり、主に地域のボランティアの方が手入れをされてきました。しかしながら、ボランティアの方の高齢化が進み、維持管理が難しくなってきたとのことです。

広い広場に「袖ケ浦西近隣公園」と書いてある石で出来たモニュメントを写した写真

袖ケ浦西近隣公園

赤、白、黄色、ピンクなど色鮮やかな花が咲き、整備されている花壇の写真

袖ケ浦西近隣公園の花壇

 そこで立ち上がったのが袖ケ浦西小学校6年生の皆さんです。ボランティアの方に代わり、1年間花壇の手入れをすることになりました。
 7月16日の朝、6年生と特別支援学級の皆さんが公園に到着しました。先ずは袖ケ浦公民館の椎名館長からのご挨拶、熱中症等の注意の後、各々軍手をはめ、シャベル片手に5カ所の花壇へ班別に分かれ、雑草を取り除く作業が開始されました。始めのうちは花と雑草の区別がつかず、慣れない作業に悪戦苦闘!その後、友達と相談したり、指導者からアドバイスをいただいたりして作業が進み、雑草が生い茂っていた花壇がみるみる間に美しく甦りました。

生徒たちが花壇の中の草取りをしている様子の写真

作業の様子

生徒たちが花壇の中に入りスコップで土を耕している様子の写真

作業の様子

 これからは、定期的に花壇の水やり ・ 雑草取り ・ 花の植え替えを続けるそうで、いつでもきれいな花壇を見ることができるでしょう。
 子ども達が地域のボランティア活動を経験することができ、また植物を育てる体験をとおして自然との関わりを感じられることのできる、素晴らしい取り組みだと思いました。

写真・取材

広報まちかど特派員 酒井 正廣さん

シニアとボーイスカウトの“環境美化作戦”

2021年8月16日

 習志野市では、多くの地域で“まちの環境美化活動”が行われています。

 今回は、「藤崎森林公園」から「子安神社」、イオンさくら公園までの環境美化活動を行っている“環境 守美隊(しゅびたい)”の活動の一環のご紹介です。

参加者達が、公園の樹々が植えられた場所に集まっている写真
リュックを背負った参加者や、火ばさみを持った参加者達が公園の歩道のごみ拾いをしている写真

 この日は、“ボーイスカウトならしの第一団” との協働作戦で、シニア部隊7名、ボーイスカウト6名とリーダー、同団の保護者が参加しました。

シニア部隊は、子安神社から、五中、イオンさくら公園を、ボーイスカウトは、森林公園を中心に作業を分担しました。

参加者達が円になって集まり、中央に立っている男性の方を見ている写真
池のような水場があるそばの斜面でごみを拾おうとしている参加者と、その参加者が落ちないように後ろから紐を持って支えている人の写真

 習志野のまちは、以前ほどの汚れも少なくなっていますが、それでも道路の隅には色々なゴミがあるものですね。

 ボーイスカウトのメンバーは、それぞれがゴミ袋を持ち、写真のとおり、多くのゴミを収集してくれました。

集められたごみの後ろに立ち、参加者達が記念撮影をしている写真

参加者募集

 元気なシニアの皆さん、「まちと公園を綺麗にする」ボランティアをしながら、コロナですり減ってしまった心身を鍛えられる活動に参加しませんか?

またボーイスカウトも団員を募集しています!!

問い合わせ先:環境守美隊 富樫さん

電話 090-5309-2653

 ボーイスカウトへのお問い合わせも同時にお受けします。

ベンチの前に立っているボーイスカウトの格好をした女性の方を見て説明を聞いている参加者達の写真

取材・写真

広報まちかど特派員 川合 彰さん

猛暑最中(さなか)“コロナ・巣籠り”脱して…「野菜の御花見&畑のアート」楽しむ“夏修行”敢(汗)行!

2021年8月4日

 「心頭滅却すれば火もまた涼し」とは?その昔、甲斐の国(現山梨県)「恵林寺(えりんじ)」の名僧・ 快川紹喜(かいせんじょうき)が発した有名な格言だ。

 その心は「煩悩を排し無念無想に至れば、例え火炎でさえ熱くは感じなくなる」。

 この格言に倣って7月初旬の猛暑の最中、“コロナ・巣籠り”を脱し数日間、鷺沼と実籾の広大な畑で「野菜の花見&畑のアート鑑賞“夏修行”?」を敢(汗)行!した。

 鷺沼4丁目の野菜畑に出現した「ヒマワリ回廊」体験を皮切りに乱れ咲くトウモロコシ、ニンジン、ゴーヤ、スイカ、トマトなど「夏野菜の花」の傍らで景観の彩りをサポートする“盛夏の花”「オニユリ」や「ムクゲの花」、加えて「トンボ」「アリ」「黄金(こがね)虫」など植生の生態観察で“心頭滅却”?を図るも、「例年に無い猛暑」と言われる今夏、敢え無く“撃沈!”の結果に終わった。

気分一新!再チャレンジの某日。

♪キーン♪コーン…「旧鴇田(ときた)家住宅の 水琴窟(すいきんくつ)」が奏でる涼し気な水音に誘われ実籾の農地へ…。

 「異形の花・天使のトランペット」の横で宛(さなが)ら“タクトを振る指揮者” 擬(もど)きの樹木やマスク姿で農道に鎮座する「牛の置物」…何だかなぁ〜?の光景に思わず苦笑い。

 一方、「里芋の葉で煌めく朝露」「乾燥した農土が描く一幅の絵画」「怪獣?蝉の抜け殻」等、農地の随所に顔を覗かせる“畑のアート作品群”は“コロナや五輪の喧騒”で疲労困憊の心身を優しく労わってくれた。

 帰路、雑木林で膨らみを増した栗のイガを目に、そうだ!8月7日は暦の上で早「立秋」と気付かされた。

保育士3人と、6名の園児たちがお散歩途中に沢山咲いている向日葵を見ている写真

ひまわり回廊(1)

大きな1輪の向日葵の花びらの間から太陽の光がさしている写真

ひまわり回廊(2)

沢山の向日葵が咲いている奥に高層ビルが見えている写真

ひまわり回廊(3)

白い雲が浮かんでいる青空の下にオレンジ色の花びらの大きな向日葵が2輪咲いている写真

ひまわり回廊(4)

手前にトウモロコシの先端の雄花の部分と奥に複数の高層ビルが写っている写真

ビルと背比べ?トウモロコシ

人参の小さい黄色い花が沢山咲いている写真

ニンジンの花

ごつごつとしたゴーヤの実のそばに咲いている黄色いゴーヤの花の写真

ゴーヤの花

黄色いスイカの花の中央に集まっている3匹のありを写した写真

スイカ花・蟻の採蜜

赤く熟れたトマトや緑色のトマトが房に実っている写真

”畑のルビー”ミニトマト

オレンジ色の花びらに黒い斑点が付いたオニユリが沢山咲いている写真

紅蓮!オニユリ

緑色に輝く黄金虫がピンク色の花の中央に潜り込んでいる写真

黄金虫・ムクゲの花で隠れんぼ?

手前に水琴窟、奥に茅葺屋根の鴇田家が写っている写真

"涼感"鴇田家の水琴窟

澄み切った青空の下に、両手を広げたような枝が写っている写真

オーケストラを指揮?

薄いオレンジ色をした花が咲いている写真

その名も「天使のトランペット」

子牛のオブジェに不織布マスクが掛けられている写真

子牛?にもマスク

葉っぱの上の1粒の水滴が太陽の光に反射し輝いている写真

野菜畑のアート(1)

濃ゆい茶色や、薄い茶色をした畑の土を写した写真

野菜畑のアート(2)

セミの抜け殻と殻から出てきたセミの写真

野菜畑のアート(3)

水面に反射している青い空と白い雲の写真

野菜畑のアート(4)

木に沢山なっている緑色の毬栗の写真

「立秋」近し・栗たわわ

写真・取材

令和3年度広報まちかど特派員 坂田 薫さん

この記事に関するお問い合わせ先

このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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