令和3年7月掲載分

更新日:2022年09月29日

ページID : 5433

袖ケ浦公民館で教養講座が開催されました

2021年7月21日

前方のスクリーンに資料の映像が映し出され、中川 和明さんがマイクを持って説明している様子の写真

 6月30日(水曜日)袖ケ浦公民館において、公民館地区学習圏会議 フレンドシップ袖ケ浦主催の教養講座「幕末・明治の西洋医と房総」が開催されました。

 講師は千葉県文書館 県史・古文書課の中川和明(なかがわかずあき)さん。

 講座のあらましは、まず、日本における西洋医学の先駆者で佐倉の順天堂を開設した佐藤泰然(たいぜん)と、明治期の医学の発展に貢献した泰然の子(養嗣子)の佐藤尚中(たかなか)の親子の生涯と偉大なる功績の紹介を通して、房総・佐倉が西洋の医学の先進地域であったことを述べられました。

 続いて、幕末、天然痘(てんねんとう)の予防接種“種痘(しゅとう)”を広めた変遷と、明治期には種痘医の免許制への移行や、千葉県における公立病院の設置について説明がされました。

 さらには、明治初頭に流行したコレラ対策、最後は医師養成の近代化が詳しく解説されました。

幕末・明治の西洋医と房総の文字と2名の武士のイラストが描かれた表紙

 講座を受けた感想として、講師のご専門である古文書からの資料に基づく丁寧な解説で千葉県ならびに習志野市に関わる医学の発展を垣間見ることが出来ました。現在蔓延している新型コロナウイルスの収束が見えない中、先人たちがウイルスと真剣に戦った歴史を知ることで、感染予防対策の重要性を理解することができました。

写真・取材

令和3年度広報まちかど特派員 酒井 正廣さん

鷺沼温泉ノスタルジー

2021年7月16日

歩道脇に鷺沼温泉の看板が設置されている写真

鷺沼温泉看板

 習志野市内にもかつては、リーズナブルで気軽に利用できる“銭湯”があちらこちらにありました。

銭湯の良さは、高い天井や広い湯船でゆっくりと温まり、心身ともに気分転換したり、周りの人とのコミュニケーションが楽しめるなど様々あります。
 昭和の香りがするレトロな鷺沼温泉をエピソードをまじえてご紹介します。

赤色と青色の「ゆ」の暖簾が温泉入口にかかっており、休業と書かれた文字が木製の立て看板に貼られ通路に置かれている写真

現在は休業中

 鷺沼温泉は、国道14号線沿いにあり、昭和25年(1950年)創業です。地下深くから汲み上げたラジウム含有の黒湯の天然温泉で、「熱くて温まる」と評判。県内外からの利用者も多くいたようです。

 現在は、昨年から休業中で、関係者の許可を得て撮影させていただきました。

 中に入ると、昭和の映画そのままに番台や板張りの脱衣場、竹の大きな脱衣かご、大型扇風機があります。風呂場入り口には料金表や入浴のしかたの掲示板がありました。男湯の脱衣場には、木村拓哉さん主演ドラマ「南極大陸」(2011年)のロケ写真が。木村さんもお湯の熱さに驚いたのでしょうか?

風呂場の中を入口から写した写真

入口

鏡や椅子などが置かれた脱衣場の写真

脱衣場

 風呂場には、熱い黒湯用と普通のお湯用の2つの浴槽。壁には温泉ペンキ絵とタイル画。ペンキ絵は男湯には勇壮な富士山、女湯には駒ヶ岳が描かれていました。銭湯ならではですね。

富士山が描かれたペンキ絵の写真

男湯のペンキ絵

真ん中に川が流れており、両サイドに木が植えてある絵が描かれた男湯のタイル画の写真

男湯のタイル画

駒ヶ岳描かれたペンキ絵の写真

女湯のペンキ絵

雪が降り積もり、菅笠を被った男性や家が描かれた女湯のタイル画の写真

女湯のタイル画

常連さん他に聞く 鷺沼温泉エピソード

  • (80代女性)
    昔は日本式の庭園があって池には鯉が泳いでいたのよ。
    番台のおばさんは面倒見のいい人。黒いお風呂に入ると調子がいいと実籾から何年も通っている人がいたわ。お風呂のあと、近所のみんなとおしゃべりするのが楽しみだったわね~。
  • (70代女性)
    50年前にお嫁にきて始めの頃は何年も通ったの。お湯に入った後は寒い日でも家まで10分歩いても体がポカポカしていたわ。懐かしいね。
  • (70代男性)
    昔は大勢の客で混んでいたよ。風呂上がりのコーヒー牛乳がうまかったね。
  • (50代女性)
    とにかく熱いのなんの。水の蛇口のそばにいても、ものの数分で出ました。アトピーに効くと聞いて子どもを連れて通ったことを思い出します。
  • (60代女性)
    銭湯好きで、家にお風呂があっても1日おきに通っていました。番台のおばさんと仲良しでした。お湯で肌がすべすべになりましたよ。ポカポカして気持ちいいし、知り合いもできて世間話をしたり、気分転換ができました。リーズナブルなのも良かったです。
空たかくそびえたつ煙突の写真

今も高くそびえる煙突

 庶民の喜怒哀楽をずっと見守ってきた鷺沼温泉。

 誰もが通り過ぎた懐かしい日々。それぞれの心の中のあの日の思い出が、ふと甦ってきたようでした。
 鷺沼温泉の煙突は今もひっそりと空高くそびえています。

写真・取材

広報まちかど特派員 三橋 美智子さん

散歩途中に迷い込んだ?習志野“奇界・謎界・町内界?”モノクロ写真で綴る「ここ何処?!体験」の記

2021年7月7日

 え〜っ!何?この蛸入道(たこにゅうどう)?!

 5月某日の昼下がり、大久保界隈へ“コロナのストレス解消散歩”に出かけた道すがら、「眼光鋭い巨大蛸(タコ)看板」の異様な光景に眼が吸い付いた。「蛸」だけに…。
 吃驚仰天も束の間、「真っ赤な蛸の絵」が見る見るうちに昔懐かしい「モノクロ(白黒)写真」に変幻したのは?…まさか!ここがあの”異次元への入り口”か?と眩暈を覚えた。

巨大タコが描かれた看板の白黒写真

大久保

 な〜んて、下手な“小説ごっこ”はさて置き、後日の市内散歩途中、再び見えない力?に引き込まれた、“奇界・謎界・町内界?”。
 其処で遭遇した「不思議な光景」の数々を、多分「ならしのNOW欄」史上初?の試みであろう「全点・モノクロ写真」で構成し、余計な色彩や写真説明抜きで「撮影地・町名」のみを記載。
 憂鬱な“コロナ・巣籠り生活”真っ只中であろう皆様の叡智・想像力を結集され、御家族揃って「ちょっと!これ何処?」「あっ!ここ知ってる!」等と明るく賑やかに気分転換なさって頂ければ幸いです。

1羽のカラスの白黒写真

大久保

空と木々を背景に、黒くて丸い大きな物体が手前に写っている白黒写真

大久保

光が差し込んでいる白黒写真

大久保

雲の真下に丸くて光沢のある大きな物体がある白黒写真

谷津

垣根を背景に、白いホースのようなものが交わって集まっている白黒写真

谷津

満月のモノクロ写真

津田沼

右上に向かって線が集まっているような模様の白黒写真

津田沼

黒い足場の上に、白くて丸い物体が上段に2つ、下段に1つ存在している白黒写真

津田沼

湖に光が差し込んでいるようなモノクロ写真

藤崎

大きな円の中に小さな光が差している白黒写真

藤崎

錦鯉が泳いでいるモノクロ写真

藤崎

ピースサインをしているようなオブジェの白黒写真

鷺沼

右脇に沢山の花が咲いており、大きな白い野菜のようなものを写した白黒写真

鷺沼

ガラス窓から外の景色を写したモノクロ写真

実籾本郷

垣根を背景に、渦巻き型になっている丸い大きな石の白黒写真

実籾本郷

障子が開き、外の景色が見えている白黒写真

実籾本郷

蜘蛛と蜘蛛の糸を写した白黒写真

実籾本郷

水が沸き上がっているような白黒写真

実籾本郷

拡大したお地蔵様の顔の白黒写真

実籾

太陽の光がさしているシーサーの顔をアップで写した白黒写真

実籾

暗いトンネルのような奥に長方形でかたどられた窓が見える白黒写真
藁を束ねた先の断面のような白黒写真
たくさんの鳥が集まって飛んでいる白黒写真

写真・取材

広報まちかど特派員 坂田 薫さん

この記事に関するお問い合わせ先

このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
キャッチボールメールを送る


この記事に気になることはありましたか?

市ホームページをより使いやすくわかりやすいものにするために、皆様のご意見をお聞かせください。

感想をお聞かせください