令和3年6月掲載分

更新日:2022年09月29日

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習志野人参"彩誉" いざ出荷の時

2021年6月29日

箱に詰められたニンジンの写真

 12月頃に種蒔きをした春夏人参は、約半年後の5~6月に出荷の時を迎えます。
 収穫して洗浄と選別を行い、一箱に10キロずつ箱詰めして農協集荷所へ運んだら、ようやく農家の手を離れます。

畑をトラクターで耕している様子の写真

 人参栽培は種蒔きから収穫まで手間がかかり、特に農繁期は、人参が根菜で重いことと長時間の作業で重労働になります。また栽培には、種や肥料、機械などの経費がかなりかかります。
 それでも、産地指定を受けた「ブランド習志野人参」への誇りが農家を支えてきました。実際、習志野人参は全国でも高値で取引されています。

畑で人参の収穫作業をしている農家の方々の写真

 かつては「朝採り」のため、家族総出で夜明け前の3時から畑に出る農家も多くいました。現在は、高齢化を考慮して午後からの収穫になっています。

人参の箱詰めを行っている様子の写真

 集荷所での共同出荷(共撰)は、習志野人参として品質維持のため、検査が厳しく勉強会も盛んに行われています。現在では、しょいか~ごや直売所、スーパーなどに個人での販売も行われています。

コンテナに入った沢山のニンジンの写真

 90代の元農家の男性は、当時のことを「寒い時期の2月の大風の時は、(人参にかけている)ビニールが舞い上がらないように土で止め歩いて、一日中畑で見張り番をしていたよ」、「中腰で腰が痛くなったよ」、「人参は売れたからそれで生活できたよ」と懐かしそうに話していました。またずっと昔「ビニールかけしなかった頃は、大霜で人参がみんな枯れて困ったよ」と。

 そして農家は大変だったかと尋ねると「自然が相手だから大変だったけど、家が農家だから。農家好きだね。農家をやめたいと思ったことは一度もないよ。身体が動いたらまた畑に行きたいなぁ」など、ポツリポツリ、自然とともに生きてきた農家人生を語ってくれました。

フォークリフトを使いトラックへの積み込み作業を行っている男性の写真

 60代の農家の男性は、「親たちやおじいさんおばあさんたちが苦労して守ってきた畑だからね。ずっと農家をやるよ」と明るく話してくれました。
 先人ありてこの道あり。農家の誰もが先祖と大地に感謝を感じながら日々奮闘しています。そんな農家の特別な思いを引き継いだ人参"彩誉"です。

人参を乗せたトラックが出発する様子を後方から写した写真

 自慢の美味しい共撰人参を乗せたトラックは、農協指定市場に向かいスーパーなどに取引されて、私たちの食卓にのぼることになります。
 これからも習志野人参の栽培がこの地で続いてほしいと願っています。

 撮影協力は廣瀬博和さんです。

取材・写真

広報まちかど特派員 三橋 美智子さん

玄関に花手水(はなちょうず)をいかがでしょう?

2021年6月25日

 テレビのニュース番組で埼玉県行田市の花手水(はなちょうず)を紹介していました。花手水(はなちょうず)といえば、神社などの手水(ちょうず)に花を浮かべて参拝者をお迎えするものと思っていました。行田市の商店街や民家の軒先にある色とりどりの花はな手水ちょうずを見て、「これやってみたい」と思いました。良いと思えばとにかく実行してみる。これは市政も同じですね。

さっそく花手水(はなちょうず)の器を探しにリサイクル店に行って直径30センチくらい、すこし深いものを買いました。そのあと100円ショップで造花を4種類ほど。造花だけではつまらないので、ホームセンターの生花売り場に行って、お買得のお花を3種買いました。これだけ買っても1,000円以下です。 うちにあったスタンドに乗せて、玄関に置いてみました。

 翌日、お隣さんにお会いしたとき、仕事から疲れて帰ってきて、お花を見ると癒される、と言われました。気がつかないうちに役に立っているんだな、と思いました。花にはそんな力があります。コロナ禍の自宅を楽しんでみませんか?

 みなさん、花手水(はなちょうず)で習志野市を明るくしましょう!

器に青色や黄色やオレンジ色の花を浮かべた花手水の写真

なんちゃって花手水です

薄いピンク色や青色の花を浮かべた2週間目の花手水の器が玄関隅に置かれている写真

2週間目の花手水、お花代300円でした

紫色や白色や薄いピンク色の花を浮かべた3週間目の花手水の器が隅に置かれている写真

3週間目の花手水、お花代は350円です

写真・取材

広報まちかど特派員 佐野 敏昭さん

エコで健康な乗り物・自転車でSDGs(エス・ディー・ジーズ)アクション!

2021年6月22日

 「SDGs(持続可能な開発目標)」は、2015年に国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年までの15年間で、国際社会が一丸となって達成すべき目標です。

 環境を守りながら持続可能な経済発展を行う、すべての人々から貧困をなくし、多種多様な価値観を認め合う、恐怖や暴力から自由と平和を維持し続ける、これらを17の目標として掲げています。
 今回は、排気ガスの心配もなく地球環境にやさしい、かつ健康改善・維持のできるエコで維持費の少ない自転車に注目しました。

習志野市「HELLO CYCLING(シェアサイクリング)」の利用開始

駐輪場の看板が設置され、自転車が並んで置かれている谷津干潟公園東門駐輪場の写真

谷津干潟公園東門駐輪場

 習志野市がモビリティシェアリング事業を展開する「Open Street株式会社」(東京都港区)と協定を結び、電動自転車の共同利用(シェアサイクル)を今春から開始しました。

 利用方法は、まずスマートフォンに専用アプリをダウンロードし、会員登録((1)アカウント登録(2)基本情報入力(3)仮登録完了メールを確認(4)支払い情報入力(5)登録完了)をします。次に、マップから予約、車両確認、車体パネルの操作、自動開錠となり使用可能となります。使用後は行先近くの駐輪施設に止めます。詳しくは下記リンク、または各駐輪場の看板をご覧ください。

 利用料金は15分70円~、12時間1,000円です。15分単位で70円ずつ加算され、上限1,000円に達したら、12時間利用(半日利用)へ移行します。

帽子を被っている男性が自転車に乗っている写真

谷津公園駐輪場に返却に来た男性

 5月末の日曜日、新習志野駅前から利用し、谷津公園に返却に立ち寄った男性(41歳)は、「初めての利用ですがスマホですぐ登録ができ、返却も自宅近くなので便利で、今後も利用したい」などと話していました。

自転車通学が許可されている習志野市立第七中学校

 市内中学校で唯一市教委から自転車通学が許可されている習志野市立第七中学校(生徒数375名)では、約100名の生徒が自転車通学をしています。
 校庭には屋根付きの駐輪場が設置され、整然と駐輪されていました。

正門が施錠された習志野市立第七中学校を道路側から写した写真

習志野市立第七中学校

屋根付きの駐輪場に自転車が整列して置かれている習志野市立第七中学校駐輪場の写真

同校駐輪場

ヘルメットを被り自転車に乗っている3名の女子中学生の写真

自転車通行可の歩道

 教頭先生によると、生徒の交通事故防止には細心の注意を払っており、特に新1年生の入学後は交通指導担当の先生が自転車安全教室を開催し、基本ルールやマナーを徹底して指導しているとのことです。過去に交通事故は殆ど発生していないそうで、万が一事故が発生した場合は全員に再度指導をするそうです。
 自転車通学路は殆どが自転車通行可能な歩道などで、自動車の交通量も少なく、生徒たちも安全運転に注意しながら、元気で爽やかに通学し、学校生活を満喫しているようでした。

取材・写真

広報まちかど特派員 佐藤 清志さん

袖ケ浦団地内に新スタイルのコワーキングスペース『Join Spot 袖ケ浦』が誕生!

2021年6月17日

大きな窓がある建物を外から写した写真

外から見るJoin Spot 袖ケ浦

 袖ケ浦団地で長年親しまれていた、千葉銀行習志野袖ケ浦支店が昨年退店しました。 これに伴い、空いたスペースを利用して、今年4月19日にコワーキングスペース『Join Spot 袖ケ浦』がオープンしました。

 この試みは、団地の総合的なサービスを提供する「日本総合住生活株式会社(以下:JS)」が企画したもので、袖ケ浦商店街地区の再活性化や、現在の団地の暮らしに必要な機能を捉え直す契機としたものです。

人工芝の上に置かれた木製のスノコに植木などが置かれた庭のある暮らしをイメージした空間の写真

庭のある暮らしをイメージした空間

 特に、コロナ禍においてのニューノーマル時代にふさわしい団地や商店街の魅力を改めて考える機会と捉え、団地の魅力を伝えるばかりでなく、地域の賑わいを創出する場として、地域の声を聞きながら設置運営されています。

 「何と言っても、住居に近い、この立地の良さを生かして気軽に立ち寄れる場にしていきたい」と、JS の担当者が抱負を述べられていました。
 この施設は、団地にお住まいの方ばかりでなく、地域の方々がDIY、読書、手芸、テレワーク等々に自由に利用できるスペースとして今後の活用が期待されます。各テーブルには天井からの電源コンセント、Wi-fi(ワイファイ)も備わっています。

手前にテーブルや椅子が置かれ、後方の人工芝の上に置かれた木製のスノコに植木などが置いてある室内の写真

テーブルの様子

窓際に置かれたテーブルとソファー椅子を室内から写した写真

明るい窓辺

 4月17日、オープン記念イベント「袖ケ浦団地のミライ」をテーマに、袖ケ浦団地で様々な活動を行ってきた千葉工業大学による研究発表とワークショップ「袖ケ浦団地のミライをみんなで想像しよう!」が開催されました。

様々な活動内容の資料が掲示されている写真

千葉工業大学の研究発表

メモが書かれた付箋が模造紙に貼られ掲示されている写真

あったらいいな!こんなことしたい!を参加者が書いたメモ

  • 取材日: 2021年5月21日
  • 利用時間: 平日 10時~17時
  • 利用料: 6月末まではオープンキャンペーンで無料(6月以降は未定)
  • 場所: 千葉県習志野市袖ケ浦 3-5-3
  • 問い合わせ:JS 住生活事業計画部計画課
  • 電話:080-4781-4010 (平日10時~17時)

取材・写真

広報まちかど特派員 酒井 正廣さん

金子みすゞの詩とともに

2021年6月14日

 金子みすゞの詩に私たちは新鮮な感動をおぼえます。まるで生まれてはじめて言葉を知り、その言葉で、見たもの、感じたものを伝えようとする、ピュアで暖かい心が金子みすゞの詩にはあります。優しい言葉には真理が隠れていて、それに気づく時、私たちは生きる幸せを知ります。

 散策しながら道に咲く花に金子みすゞの詩を思い出し、花たちが詩の挿絵のように感じます。
そんな路傍の可憐な花や草たち。今日は谷津バラ園から谷津駅に向かう途中の花壇の隙間に咲く小さな花から始まり、千葉街道を鷺沼方面へ進み、鷺沼城跡公園へと向かいました。

石の隙間からピンク色の小さな花が咲いている写真

金子みすゞの「かたばみ」を思い起こしました

長いツルを伸ばして、たくさんの葉っぱや薄紫の花を咲かせた朝顔の写真

そしてこれは「小さな朝顔」の詩

薄いピンク色した花をアップで写した写真

咲いた花に「わらい」という詩

緑色や白色をした雑草が土手に生えている写真

光り輝く草に「土と草」の詩

写真・取材

広報まちかど特派員 佐野 敏昭さん

「疫病感染拡大」より“創造感性拡大”!我が街「何コレ?!自然アート」探訪記

2021年6月9日

 いやはや発生から約1年半…未だ世相を引っ掻き回す、1にコロナ、2にオリンピック、3・4が無くて5にワクチン… あ~ぁ…もう付き合っていられません!

 たかが“人生の1頁にも満たない”些細な出来事に自粛・萎縮することなく、世界に冠たる天才画家 故・岡本太郎氏が叫んだ“昭和の流行語大賞”?「芸術は爆発だぁ~!」のフレーズに背中を押され、この春、カメラ片手に“創造力を爆発”させました。
 市内で撮り貯めたちょっと不思議な「何コレ?!自然(植生)アート」を此処に一挙大公開!

 数日おきに市の「緊急情報サービスならしの(新型コロナウイルス感染対策本部)」から届くメール「新しい発見を楽しもう」にはこう記されています。

 「巣ごもり生活解消に長年住み慣れた自宅周辺を隈なく散歩・ジョギングすれば、沢山の新発見があるかも?!」

 このアドバイスに即反応!勿論“3密回避・マスク着用”励行で自宅周辺のみならず、市全域の其処此処で“新発見”した「自然の迷宮」をどうぞご覧あれ!

黄緑色のアジサイ葉脈をアップで写した写真

アジサイ葉脈

小さな桜の花びらのアラカルト写真

桜・アラカルト

鮮やかなピンク色のエビネの花をアップで写した写真

エビネ・花回廊

花の先端が白い柱頭の鮮やかなピンク色のガクアジサイの写真

ガクアジサイ

黄緑色の花びらのクリスマスローズをアップで写した写真

クリスマスローズ

ブイサインをしているような黄緑色の葉をアップで写した写真

サインは「V」!

ハイタッチをしているような黄緑色の葉をアップで写した写真

ハイタッチ!

芽吹いている沢山のハナミズキの樹の写真

ハナミズキ芽吹く

赤いバラの花と黄色いバラの葉の写真

バラ・春を舞う

緑色や黄緑色をしたバラの葉のグラデーションの写真

バラの葉・グラデーション

真っすぐに伸びた細長い観葉植物の写真

メタルチックな観葉植物

光が差し込んだモッコウバラの写真

モッコウバラ・散り際の輝き

赤色の仏炎苞と肉穂花序をアップで写したアンスリウムの写真

異彩!アンスリウム

葉が少しずつ黄色や、オレンジ色に色付いている観葉アートの写真

観葉アート

太陽の光が紅色をした玄海ツツジの花を照らしている写真

玄海ツツジに御来光

熱帯魚のような形をした枯れ葉をアップで写した写真

枯れ葉に熱帯魚?

樹皮からしみ出した樹液の写真

迷彩・樹皮アート

濃い緑色をした若葉をアップで写した写真

人面?若葉

紫色の花菖蒲に水滴がついている写真

梅雨時・花菖蒲

赤やピンク色をした庭桜の写真

”花密”?庭桜

蜘蛛の巣にいる蜘蛛をアップで写した写真

蝋細工?蜘蛛の子デビュー!

ハートの形などをした黄緑色の観葉植物をアップで写した写真

イクメン?観葉植物

黄色の花の蜜を吸っているミツバチの写真

蜜蜂・四股を踏む?!

(筆者注)取材に数々の特殊撮影機材を使用し、若干の写真修正は施しましたが、CGソフトは一切不使用です。

写真・取材

広報まちかど特派員 坂田 薫さん

この記事に関するお問い合わせ先

このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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