令和3年4月掲載分

更新日:2022年09月29日

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子どもの成長と本選び 〜習志野文庫連絡会講演会〜

2021年4月23日

 習志野市内の全小学校・こども園・保育所などで、長年、絵本の読み聞かせボランティア活動を行っている習志野文庫連絡会。令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でほとんど活動が出来ませんでしたが、ステイホームで「おうち時間」が増え、これまで開催してきた学校での「おはなし会」での経験が皆さんに生かされたらいいなと思いながら、活動を模索してきました。そして、やっとの思いで3月18日(木曜日)に広ーい菊田公民館の講堂にて、読み聞かせに関する講演会が開催されました。

本を持って話をしている細江幸世さんの写真

今回の講師 細江幸世さん

 この日の講師は大学講師であり、ライター・編集者の細江幸世(ほそえさちよ)さん。
 小学校での本の読み聞かせは、子ども同士が同じ内容を楽しみ共有することで、お互いの心の壁を低くしたり、共感する心を養うことができるとのことです。
 そして、絵本の読み聞かせの1番のポイントは子どもの成長に合わせた本選び。耳だけで聞いてもしっかり理解ができる絵本を選定し、「肉声だからこそ届く物語」を伝えることが大事だそうです。 低学年の子ども達に対しては物語を一緒に楽しむこと、中〜高学年の子ども達に対しては、言葉の世界を広げ、社会への窓口になるような文章や内容が作りこまれた絵本の読み聞かせを行うと良いそうです。

 今回の講演会では、今のコロナ禍をあらわす絵本「いえのなかと いえのそとで」が紹介されました。

黒猫と女の子の後ろ姿が描かれた「いえのなかと いえのそとで」の本の表紙を写した写真

いえのなかと いえのそとで

 絵本には、昔話・科学・写真の絵本や多文化共生、伝記、バリアフリー、身体的・心理的な内容に関するもの、最近ではSDGsやキャリア教育に関する絵本もあります。また、点字風の絵本などもあり、連絡会のメンバーは「おはなし会」に向けての本選びをその都度していますが、改めて基本に戻ることができた良い機会とのことでした。

長机の上に本が沢山並べて置かれている写真

たくさんの種類の絵本が用意されました

黒いページの左下に白い文字のようなものが見える開かれた本の写真

点字風の絵本もあります

 絵本は、子どもだけでなく大人も一緒に楽しめます。ぜひ、皆さんも絵本を手に取ってみませんか。

写真・取材

令和2年度広報まちかど特派員 佐藤佐知子さん

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