平成31年3月掲載分

更新日:2022年09月29日

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笑顔、輝きのある地域の温かい輪の広がり 〜取材を振り返って〜

2019年3月25日

広報街角特派員と書かれた腕章やカメラ、ノートなどの取材道具の写真

 市民の「笑顔」、「輝き」をキーワードに、これまでさまざまな場所に出向き取材をしてきました。
そして、取材を通して各地域でそれぞれに輝いている多くの人たちと出会いました。

東部保健福祉センター内芙蓉園で1人の方が皆の前に立ち活動の発表を行っている様子の芙蓉園文化祭の写真

 毎年、秋に開催される「市民文化祭」。市民の一年間の活動の成果の発表の場でもあります。訪ねた東部保健福祉センター内芙蓉園では、高齢者の皆さんがサークル活動などを通じ、生きがいやふれあいを楽しんでいました。来場した人たちは、「作品に年配の方々の頑張りが伝わる。感動した」「昭和の名曲を歌うと若き頃を思い出す。そして、みんな笑顔になれる」と皆さん元気で生き生きとしていました。

長机に座り作品を作っているマクラメハンキング作りの参加者たちの写真

 また、世代を超えた地域交流イベント「マクラメハンギング作り」(芙蓉園)の取材では、高齢者の皆さんと親子で作品作りに挑戦していました。参加した子どもたちからは「高齢者の皆さんが、親切に教えてくれた」「うまく作れたのでうれしい」の声が聞かれ、世代間の交流がみられました。

こども食堂で皆で手を合わせて食事を行おうとしている様子の写真

 地域の子どもたちに食事を提供し、交流をはかる「子ども食堂」(東習志野)を訪ねると、子どもを温かく見守る取り組みが伝わってきました。会場には、「おいしい」の声や、元気な会話と笑顔が満ちあふれていました。子どもたちをひとりにさせないコミュニティの場となっている「子ども食堂」は、習志野市内においても広がりをみせているようです。

 地元で収穫した農産物・花などを生産者が直接販売する「野菜直売所」(大久保)の取材では、利用者から「生産者と直接対話ができる」「地元産で安心」などの声が聞かれ、市民とのコミュニケーションを大切にし、地元野菜の普及に取り組んでいる人たちと出会うことができ、農産物を通して地域の絆の輪は広がっていました。

晴天時に撮影された茅葺の旧鴇田家住宅と木の植えられた庭の写真

 地域の自然と文化についても取材をしました。その中で、旧鴇田家住宅の「七夕飾り体験」を見学した女性は「昔は各家庭に七夕飾りが見られた。こうした伝統ある年中行事は大切にしてほしい」と話していました。体験イベントを通して、昔から受け継がれてきた年中行事は「伝統・文化」として、地域に、そして生活に根づいてきていることを改めて感じさせられました。

 季節の風景や花の取材で印象深かったのは、大久保の薬師寺に咲いている花、二千年蓮でした。千葉県の弥生時代の遺跡から見つかった種子を発芽させたものと言われ、二千年前の種によって咲いている花の神秘さ、奥深さを感じました。

 大久保・実籾エリアを中心とした取材でしたが、市内には、ちょっと立ち寄りたくなる魅力あふれるスポットがいっぱいあり、地域コミュニティのつながりによる市民の笑顔と輝きがみられ、地域の温かい輪の広がりを感じました。

取材・写真

広報まちかど特派員 中島 正夫

春の訪れ 習志野の花を見に行こう

2019年3月14日

 日ざしの暖かさが感じられ、人々の会話にお花見の話題が聞かれる季節となりました。
 多くの市民が訪れる「鷺沼城址公園」には、園路沿いに見事な桜が咲き誇ります。「谷津バラ園」は、世界各国の800種類のバラを楽しめ、このほか春を彩る鮮やかな花を散策できるスポットが市内各地にあります。
 これから見頃を迎える春の花を、実踏取材で巡った中からピックアップして紹介します(写真は昨年のものです)。

咲き誇るピンク色の桜トンネル 〜実籾本郷公園〜

実籾本郷公園の道の両端に桜が生えておりトンネルの様になっている写真

 京成本線実籾駅から徒歩12分に位置する実籾本郷公園には、桜並木があり、咲き誇るピンク色の桜のトンネルに思わず足が止まります。桜の天井となった美しさは見事であり華やかです。

実籾本郷公園内の池で水鳥が優雅に泳いでいる様子の写真

 また、公園内にある旧鴇田家住宅を背景に見る桜や水鳥が優雅に泳ぐ池のそばで咲く桜などのコラボレーションも楽しむことができ、写真スポットとしても人気です。

 今年2回目を迎えた「実籾本郷公園さくら祭り」は、3月23日(土曜) 午前10時〜午後3時30分(雨天の場合 24日に順延)に開催されます。地元小・中学校、高校のみなさんによる演奏などステージイベントも盛りだくさんで、フリーマーケット、模擬店も多数出店されます。

藤の花の優美さを楽しむ 〜藤崎森林公園〜

房となって垂れ下がる紫色のフジの花の写真

 小さな紫色の花々が房となって連なり、垂れ下がる姿は美しく見応えがあり、大木に咲く藤の優美さに感動します。一昨年、池の水を抜き、話題となった池畔から見る「フジ」の花は心が癒されること間違いなしです。見頃は4月下旬〜5月上旬。

ツツジを見ながら歩くのは楽しい 〜ハミングロード〜

ハミングロードの木陰に咲く白やピンク色のツツジの写真

 ハミングロードは、自然とハミングしたくなるような楽しい道と、歩く人のはずむ心が表現されていることからネーミングが採用され、全長11.67キロメートルに及ぶ市の東西を結んだ自転車・歩行者専用道となっています。道路脇には四季折々のさまざまな花木が植栽されています。ゴールデンウィークの頃には、赤紫や白、ピンク色などの色鮮やかなツツジが咲き誇り、市民の目を楽しませてくれます。昨年の取材で、散歩していた60代女性は、「花を見ながら歩くのは楽しい」と話していました。

 美しい花々が次々に見頃を迎える季節。カメラを片手に、気軽に楽しめる市内の花散策に出かけてみませんか。

取材・写真

広報まちかど特派員 中島 正夫さん

梅に桜につくしん坊…「春の息吹・草木の芽吹き」ウオッチング!

2019年3月8日

 “春の選抜”出場「市立習志野高校・野球部」応援!実籾・自然保護地区で日がな一日「選抜!春の自然“見てある記”」を楽しんだ。
 習高の南方に位置し、先月の降雪で一面の“銀世界”となった「実籾本郷公園〜ほたる野」一帯。
 その雪の下、習志野の植生は寒さに震えながら、「お〜い!出番だよ!」の声掛けをさぞや心待ちしていたに違いない。
 「三寒四温」やら「春に3日の晴れ無し」の“日替わり天気”に負けず、元気一杯躍り出た「梅・桜・ツクシ」の“春告げ3兄弟”?

梅の枝に止まり梅の花の蜜を吸っているメジロの写真

 県立実籾高校前で、今を盛りと咲き誇る白梅の蜜を求めて枝から枝へ“乱飛”するメジロの姿が微笑ましい。

 “桜の真打”ソメイヨシノ登場!まで、“前座”を務めるのは、御存知「河津桜」など早咲き桜の面々。公園内「児童遊園」、「民話の広場」に植わる早咲き種は鮮やかな“ピンク色の装い”で来園者の目を楽しませている。

児童遊園の早咲き桜が咲いている写真
地面から数本のツクシが伸びている写真

 一方、漢字で「土筆」と書く「ツクシ」。昔は“春の使者”と呼ばれ、田圃 (たんぼ)の畦道(あぜみち)、川の土手等々、至る所で群生していたものの、今ではほとんど目にすることの無い山菜の一つ。園内を東奔西走、ようやく土手斜面で撮影できた“ツクシの御一家・記念写真”?は、「平成・最後の春」の貴重なワンショットとなった。

 ツクシ発見!でホッと一息…の後、樹皮にあの怪人・フランケンシュタイン顔?が浮かぶ“人面樹”や大きな洞窟?を宿した古木が立ち並ぶ“何コレ?珍樹景”の小路を駆け抜けた先の「旧鴇田家」前では早、無数の芽吹きをつけた柳が風になびき、刀刃に似た菖蒲の葉の新緑が目に眩しい。

樹皮の傷が目、鼻、口の位置にあり、人の顔のように見える写真
古木の中に大きな空洞が出来ており、洞窟のように見える写真
鴇田家の前にある柳の芽吹きを撮影した写真
透き通った緑色の菖蒲の緑葉の写真

 帰路、日本水仙よりやや遅れて開花した淡黄色の「西洋水仙」に目をやりつつ登坂すれば、眼下の「ほたる野の田園」には、植生の春の目覚めを感じさせる、宛(さなが)ら“草木のパッチワーク”が拡がった。

実籾・自然保護地区の坂道途中に咲く「西洋水仙」の写真
ほたる野の田園にそれぞれ草木が生え、パッチワークのようになっている様子の写真

取材・写真

広報まちかど特派員 坂田 薫さん

雪景色点描〜実籾エリアを散歩〜

2019年3月1日

 上空の寒気や低気圧の影響により、3連休初日の2月9日、習志野地域でも雪となりました。
 厳しい寒さながら晴天となった翌朝、実籾エリアを中心に散歩し、普段見られない雪景色をカメラに収めました。

雪が降り、木の枝には雪が積もっている様子の実籾本郷公園の写真

 最初に訪れた実籾本郷公園は、木々も雪に包まれ、幻想的な世界が広がっていました。まるで北国の森を思わせるような美しい風景に感動し、シャッターを切りました。東屋付近には、低い生垣に植栽されたサザンカが咲いていますが、色鮮やかな紅色の花も雪の帽子をかぶっていました。

地面に雪が積もっており、藁で包まれた牡丹が沢山ある写真

 公園内にある旧鴇田家住宅(千葉県指定有形文化財)には、庭園に植えられている牡丹があり、霜や雪などを防ぐため、わらに包まれ、地面にはうっすらと雪が残っていました。そんな中、咲き始めた紅梅が寒さに負けず彩り豊かに咲いていました。

屋敷近隣公園の地面の雪を集めて作られた雪だるまの写真

 東部保健福祉センターに隣接した屋敷近隣公園では、園内所々で大小さまざまな雪だるまを目にし、子どもたちは、雪合戦をしたりして楽しそうに遊んでいました。そして、雪の中をはしゃぎまわる愛犬を連れて散歩を楽しむ人たちの光景も見られました。

線路沿いの畑が一面雪に覆われている様子の写真

 線路沿いの広大な畑は一面雪に埋もれていました。積雪は3〜4センチくらいあり、真っ白な風景となっていました。この地域では、市の特産で濃厚な甘さが特徴である人参「彩誉(あやほまれ)」の生産が盛んで、春には緑一色に広がった畑を見ることができます。

 見慣れたスポットも雪に包まれ、いつもとは違った風景を見せていました。目にするものすべてが新鮮に感じられ、非日常の世界を味わうことができた冬の散歩となりました。

取材日:平成31年2月10日

取材・写真

広報まちかど特派員 中島 正夫さん

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電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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